のこぎりの種類と使い方
のこぎりの種類と使い方
のこぎりは自分の好きなサイズに切ることができるDIYには欠かせない道具です。のこぎりを使いこなして、ぜひいろいろな作品作りにお役立てください。
のこぎりの種類
上から金属用、両刃、方刃、パイプソー、竹挽き鋸
のこぎりには木工用、金属用、竹挽き用、プラスチック用などがあります。用途によって、刃のピッチや、グリップの形状などが異なります。
木工用の、ノコギリでは、両側に刃が付いている「両刃」と片側に付いている「片刃」タイプののこぎりがあります。最近では片刃タイプののこぎりで替刃式のものが主流になっています。
替刃式ののこぎりは、柄に合うものであれば、いろいろな種類の刃に付け替えることができます。
のこぎりの使い方
クランプで材料を固定すると作業しやすくなります
材料に定規を使ってわかりやすいように線をひきます。そして台にしっかり材料を固定します。クランプ(ネジで締め付けていき固定する固定具)を使うと、手で押さえるよりもしっかり材料を固定できます。クランプを使う場合は、1ヶ所だとそこを支点に回ってしまうことがあるので2ケ所で固定しましょう。
最初が肝心なので、線に対してのこぎりが曲がらないよう慎重に溝をつけます
切り始めはのこぎりがずれないように少しだけ溝をつけます。材料の外側の線を切るようにしましょう。まず、線に親指の爪をあてます。刃の柄の近い方でで2、3回押して溝をつけてください。刃がずれないくらいの溝が付いたら、力を入れずに前後に真っすぐ動かします。少し慣れてきたら、のこぎりはひく時に切れるのでひく時に少しだけ力を入れます。
のこぎりを大きく動かしましょう
刃の先から柄に近いところまでのこぎりの刃全体を使って切ります。のこぎりを真上から見て、真っすぐになるようにしましょう。厚い板や硬い板は少し角度をつけて切ります。薄い板や柔らかい板の場合は少し寝かせて切りましょう。30°くらいの角度を目安にして下さい。
切り終わりはゆっくりとのこぎりを動かします。切り離す材料を支えると、板が欠けるのを防ぐことができます。
縦引き刃と横引き刃
縦引き刃は木目に沿って切ります
両刃ののこぎりは粗い目と細かい目がついています。粗い目は「縦引き刃」と呼ばれ、木目に沿って切る時に使う刃です。
横引き刃は材料を直角に切る時に使います
細い目は「横引き刃」と呼ばれ、木目に対して直角に切る時に使う刃です。片刃タイプでは横引き刃が付いているものが多く販売されています。縦引き用の替刃もありますので、用途に合わせて用意しておくと便利です。
上が縦引き刃、下が横引き刃
横引き刃は刃が細かく、刃の向きが左右交互についています。この刃のつき方を「アサリ」と呼びます。アサリのおかげで切りくずが出やすく、切りやすい構造になっています。縦引き刃は木目の繊維を切り離す刃になり、横引き刃は木目の繊維を切断する刃になります。
ソーガイド
ソーガイドがあるときれいに切ることができます
真っすぐに切るのがなかなか難しい方はのこぎりのガイドを使ってみましょう。直角や45度などの角度切りがきれいに切れるよう、のこぎりの刃を保持してくれます。
サイズや大きさ、ソーガイドの種類もいろいろあるので、切断したい幅や用途によって選んでみてください。
最初は力を入れずにゆっくり材料を切ってみましょう。柔らかい材料や薄い材料を切ってみて、コツをつかむのもいいと思います。最初は難しいかもしれませんが、慣れてくると早く切れるようになるので、どんどん楽しくなってくるでしょう。
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