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時価総額と利益の乖離している株は要注意(3ページ目)

時価総額至上主義とバブルには密接な関係があります。バブルとはいったいどうゆうものでしょうか?ライブドアショックがきっかけになって高PERの株は非常に注意が必要です。

藤村 哲也

執筆者:藤村 哲也

株式ガイド

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再三再四警告を!
再三再四警告を!
この点はこちらでも警告したとおりです。時価総額は約3年で82倍になったにもかかわらず売上は2003年3月期の6.8億円から2006年3月期予想で13億円と倍になったに過ぎない。こうゆう株は人気的には行き過ぎてしまい実態とはかけ離れたところで株価が形成されている可能性があり、ライブドアショックを機に実態に即した株価へと戻る可能性が高いと見ています。。


時価総額と利益の実態を比較して、明らかに乖離している株は要注意です。これらの銘柄に買いが入る最大の理由は上がるから買うという循環です。この最大の買い材料が崩れてくるとどうなるでしょうか。

良いリズムの時は、買う人が増えるために株価が上昇し実態とはかけ離れていきますが、一旦実態に即した値段に戻ろうとすると、今度は売りが売りを呼ぶ悪のスパイラルに陥る可能性があるということが非常に懸念されます。

ホリエモンの率いるライブドアは時価総額至上主義の先頭を走っていた企業であり、主導し象徴的な存在でした。これがはじけたことで他の銘柄も影響を受けないというのはあまりにも楽観的な言い分に思えます。ましてや、これらPERの非常に高い新興株を安くなったからといって今お勧めする気には毛頭なりません。しばらく新興株はよほど注意してかからないと大きなやけどを負いかねないと思います。せっかく、個人投資家が多く参入して、活気が出てきた日本株式市場なのに、これに懲りてしまってやはり株は儲からないという方が増えてしまわないかが非常に心配です。
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