相続・相続税/相続・相続税関連情報

6月1日から全国で電子申告が可能になります。 電子申告の全国展開始まります(2ページ目)

今年の2月から名古屋国税局管内で行われていてた、電子申告が6月1日より全国展開されます。今回は電子申告について、簡単にご説明いたします。

執筆者:天野 隆

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申告・申請手続き


1.申告・申請データの送信、受信した旨の通知
e-Taxを利用して申告データを作成し、電子署名及び電子証明書を添付して送信します。この後、申告データの形式チェックを行い、受付番号や受付時間を送信者に即時通知されます。

2.受信データチェックとメッセージボックスへの格納
送信された申告データの基本事項(納税者名、住所等)に係る内容確認が行われます。この後、納付区分番号を表示した受信通知をメッセージボックスに格納します。

3.金融機関へのデータ送信
利用者識別番号、納税用確認番号、納付区分番号をインターネットバンキングのID・パスワードによってログインし、金融機関へ送信します。気をつけなければいけないのは、予め利用される金融機関との間で、インターネットバンキングの手続きを行っておかなくてはなりません。また、電子納税はマルチペイメントネットワークに対応する金融機関に限られますので、確認が必要です。

4.納付
納税者氏名、科目、課税期間、納付金額が通知されます。間違いがないことを確認後、インターネットバンキングの画面から納付金額を国庫金勘定に振り替えます。この後、金融機関から利用者に納付が完了した旨の通知が届きます。

以上が、申告・納付の手続です。慣れるまでは戸惑われることも多いかと思います。

最後に


1.今回電子申告のできるものは、法人税・消費税・所得税それぞれ確定申告のみです。所得税の内、準確定申告は入りません。

2.残念ながら、相続税もまだ電子申告による申告はできません。ただし今後、徐々に申告できるものが増えていくと思われます。フランスでの電子申告を見てきましたが、徐々に浸透しているようです。

3.納税も申告も仕事を休んで行かなければいけない時代は終わろうとしています。私たちにとってはとても便利でよい時代が来たようです。

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