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TGS2007で見たPS3の未来は明るかったか?

過去最大規模となった東京ゲームショウ2007。そこで見たPS3の未来は…?

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

“振動”はスタートラインの象徴

 
11月11日、新型PS3と同時に発売されるDUAL SHOCK3。
東京ゲームショウ2007は、まずSCE平井社長の基調講演から始まった。そこで告げられたのはPS3での振動型コントローラ対応だった。
期待された値下げの発表はなく、10月9日に改めての値下げ発表となった。

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これにより新しいコントローラは『DUAL SHOCK3』の名前が与えられた。おそらく従来のコントローラSIXAXISはこのまま過去の歴史の中に葬り去られることになるだろう。

もともとPS3での(SIXAXISの)振動未対応は、6軸検出機能とバッティングするという技術上の問題であると発表されていた。しかし業界関係者でその発表をそのままの意味で受け取った人はいなかっただろう。
当時係争中だった米Immersionとの裁判のため、「本来対応してしかるべき機能だった」振動をオミットして出さざるを得なかったのだ、と私は判断した。

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つまりPS3は「あって当然の機能の一つが外された状態」で登場したのである。思えばこれが、今まで1年近く続くPS3の受難の始まりだったのかもしれない。

ともあれ、『Dual Shock』が復活したことによりようやくPS3がスタートラインに立てたと言えるだろう。

そして東京ゲームショウ会場を見渡せば、劣勢といわれるPS3に多くのタイトルが出展されていた。ようやく準備が整ってきたと言えるかも知れない。
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