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人生を成功するカギ?できる男に必須の3つの資質

書店に行けば、たくさんの成功法の本が並んでいますが、突き詰めていくと成功に必要な資質はたった3つだけです。それは、目標設定力、感受性、そして最後は……。ヒントは「それはちょうどいい!」

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド

成功者の3つのルールとは

書店に行けば、たくさんの成功法の本が並んでいますが、突き詰めていくと成功に必要な資質はたった3つだけです。それは、目標設定力、感受性、そして最後は……。ヒントは「それはちょうどいい!」

ある本にこんなことが書いてありました。

「あなたが人生で成功するためには、たった3つのことを覚えればいい」

さて、あなたはこの3つは何だと思いますか? 

まずは、はっきりとした目標を持つ

一つめは、どんな状況でもはっきりした目標を持つこと。成功するためには、自分にとって何が成功なのか? 自分が目指している目標が何なのか? をまず知ることです。こんな質問を自分に問いかけるといいでしょう。

「自分が成功したことは、どうやってわかるんだろう?」
「自分が目標を達成したことは、どうやってわかるんだろう?」

これが明確でなければ、自分が成功に向かっているのか、どうなのかの判断がつきません。たとえ実際は“成功”していたとしても、自分では成功したかどうかはわかりません。成功するために必要なことの一つめは「目標設定力」です。

(目標設定の参考記事:「目標設定の“ロケット”を噴射せよ!」

起きていることを見て・聞いて・感じられる感受性

2つめは感受性。感覚の鋭さです。今、何が起きているのか? これがわからなければ、自分が成功に向かって、目標達成に近づきつつあるのかもわかりません。車を運転していても、自分がどこを走っているのか、どちらに走っているかがわからないと目的地に到達することはとうていできません。こんな質問を自分に問いかけるといいでしょう。

「今、何が起きているのだろう? 何が見えて、聞こえて、感じているんだろう?」
「自分は目標に近づいているんだろうか? それとも、遠ざかっているんだろうか?」

例えば、コミュニケーションを成功させるのに必ず必要なのは、相手がどう反応しているのかをしっかり観察して気づくことです。いくら話がうまくても、面白いネタがあっても、相手の状態が見えていなければ、せっかくの力やネタが生かせません。成功するために必要なことの2つめは「感受性」です。

(感受性を磨く参考記事:「イチローは“言葉”に敏感」

目的地も現在地も明確。あと必要なのは……。

もし道が間違っていたら? 
さて、人生の成功に必要な3つの資質のうち、2つを紹介しました。目標設定力と感受性。どこかに行くことにたとえると、目的地もしっかりと決まっていて、現在地や自分がどちらに向かっているのかもわかっている状態です。あと必要なのは何だと思いますか?

例えば、走っている方向が違っているとわかったらどうしますか? また、乗っていたクルマが急に故障したらどうしますか? そんなとき、目標を達成するために必要なものは何でしょう? 

それは、目標に到達するまでに自分の行動を変化させる「柔軟性」です。こんな言葉があります。

「やっていることがうまくいかなければ、他のことをしなさい。何でもいいから」

もし、間違った道に行っているとわかりながら、止まらずに走り続けたらどうなるでしょう? クルマが故障したのに、乗ったままでなんとかエンジンをかけようとしていたらどうなるでしょう? もちろん、目標に到達することなんてできませんよね。

考えてみれば当たり前ですが、ちょっと自分自身の日ごろの行動を振り返ってみてください。「こんなことをしていてもダメだ」と思いながらも、惰性で続けていることはありませんか? 人はいつの間にか、知らず知らずのうちに枠にはまって、行動にしろ、思考にしろ、柔軟性がなくなってきます。

長時間座っていると身体が硬くなって、柔軟体操が必要なように、あなたの思考・心にも柔軟体操が必要になります。最後に、簡単にできる心の“柔軟体操”をご紹介しましょう。

「それはちょうどいい!」と言ってみる

こんな時こそ、“柔軟体操”のチャンス! 
その“柔軟体操”とは、何か困ったとき、問題が起きたときに、「それはちょうどいい!」と、とりあえず言うことです。

普通だったら、不満や愚痴が出るところを敢えて、受け入れてみるわけです。すると不思議なもので、無理をしてでも、「なぜ、それがちょうどいいのか?」、理由を探し出そうと頭は働き始めます。

こんな話を聞かれたことがあるかもしれません。

ある南の島に、2人の靴のセールスマンが市場調査に行きました。行ってみたところ、島の住人全員が靴をはかずに裸足でした。これに対する2人のセールスマンの反応は全く逆でした。

「誰も靴をはいていない。見込み客はゼロ。売れる見込みはない」
「誰も靴をはいていない。全員が見込み客だ。これは有望だぞ」

同じ現象でも、こんなふうに全く違うものになるのです。

「それはちょうどいい!」

困ったときに、とりあえず言ってみてください。最初は居心地が悪いかもしれませんが、続けるうちにあなたの心はほぐれてきて、だんだんと楽になり、柔軟になってきます。

目標設定力・感受性・柔軟性。そして「それはちょうどいい!」

人生の成功に必要なものは、「目標設定力」「感受性」「柔軟性」のたった3つだけ。いかがでしたか? 

「どれもダメだ……。」というあなた。 そんな自分でも、というより、そんな自分だからこそ、とりあえず自分に言ってみましょう。

「それはちょうどいい!」

ここからあなたの成功への道が始まります。

【参考文献】
■『NLPのすすめ』(ジョセフ・オコナー/ジョン・セイモア著 チーム医療)
■『インプロゲーム 身体表現の即興ワークショップ』(絹川友梨著 晩成書房)

【関連サイト】
■「目標設定の“ロケット”を噴射せよ!」
■「イチローは“言葉”に敏感」
■「変化対応力を高める『インプロ・シンキングとは』」
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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