大学生の就職活動/就職活動の選考対策

就活履歴書ブラッシュップ大作戦

履歴書を作成する上で一番大切なことは、「伝えたい最大限の自分を表現する」ことだ。写真、ハンコも含めた全ての欄を用いて、君が「求める力」を持っていること、そして再現できることを訴るつもりで書こう。

執筆者:見舘 好隆

履歴書だって、工夫の余地がたくさんあるんだぞ!

履歴書
真顔か笑顔かは意見が分かれるところだが、真顔の方がしっかりとしたイメージが伝わるよ。笑顔は本番で伝えよう。
4月本番に向けて、エントリーシート提出ラッシュ! しかし、面接も始まっているようですね。というわけで、今回は履歴書に焦点を当ててみたい。

最近書いたエントリーシート関連の記事で、エントリーシートの自己PRや志望動機には少しは自信が出ただろうか(出ていて欲しい)。しかし、履歴書にはエントリーシートには無いいろんな欄がある。履歴書だっていろいろコツがある。見落としていないか、改めてチェックしよう。

コンセプトは一つ。

「伝えたい最大限の自分を表現する」ことだ。


1.写真

自己PRはしっかり書けているのに、結構手を抜いているのがコレだ。ついつい提出ギリギリに書いたりするから、後回しになってしまうキモチはわかる。私自身も、スピード写真で凌いだこともあった。

しかし、その写真は、「伝えたい最大限の自分」なのだろうか?

例えばこんなケース。とある人気企業の面接が終わった。面接官一人が本日10人ずつ面接をして、合計30枚の履歴書を前に、誰を通すか決めるとする。人事からは半分に絞れと指示があるとしよう。とてもよかった学生は文句無く決まるだろう。全然駄目だった学生もすぐに没になるだろう。ここで問題は「まあまあ」だった当落線上の学生である。

面接官も人間。1日にたくさん会えば、顔なんか忘れてしまう。そんな時、写真の力は絶大である。テキトーな写真より、若干修正を入れてでも輝いている写真の方が有利であることは、言うまでも無い。特に接客業や営業なら尚更だ。スピード写真だと「熱意」が疑われて、落ちる可能性大だ。

そもそも、面接では「伝えたい最大限の自分」を語り、履歴書の各欄にも「伝えたい最大限の自分」を書き込んでいるはず。なのに、写真に手を抜いてしまっては本末転倒である。

「俺は中身で勝負してるんです!」

気持ちは分かるが、初対面の君の気持ちを、そこまで面接官が受け取ってくれると期待するのは贅沢だ。よって、写真館できっちり撮るのが基本と考えるべきだろう。写真だけで通ることは無いが、写真がきっかけで落ちることもありえる。写真への投資にケチって、落ちたほうが辛い。海外旅行傷害保険に入るつもりで、ちゃんと撮ろう。

※写真館でも探せば安いところはあるよ。デジタル撮影で28枚で2500円など。メリハリをつけるのも手だろう。第一志望群用と、練習用に分けるなど。


※次のページで、用紙選びについて学ぼう!
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