自動車への補償はどのように選ぶべき?専門家が教える、安心できる補償とは
車の事故による賠償やケガなどのリスクに備えるには、充実した補償が不可欠です。補償内容を選ぶポイントや、お勧めしたい補償制度などを、専門家であるガイドの西村有樹さんが解説します。
提供:JA共済
お話をうかがった方
金融ビッグバンを機に金融・保険を自身の専門分野として確立。保険業界とのパイプを持ち最新の情報を得ながら、自動車保険記事を執筆するガイドが、契約者の立場で自動車共済をわかりやすく解説します。
自賠責保険+任意保険で、事故のリスクに備える
車の運転をするときには、「自賠責保険」に入ることが義務づけられています。これは法律で定められたものですが、どんなケースで、どのくらいの補償があるのでしょうか。
西村有樹さん(以下敬称略)「自賠責は交通事故を起こしたときの被害者を救済するためのもので、傷害が最高120万円、後遺障害が最高4,000万円、死亡された場合は最高3,000万円と、かなり限定的な補償になっています。
人が亡くなった場合の損害賠償は1億円を超えることも珍しくないため、自賠責だけでは到底足りません。自賠責の補償で不足する分の対人賠償、被害者だけでなくご自身と搭乗者のケガ、対物賠償や車の修理費用などもしっかりカバーするためには任意の自動車保険へ加入して、万一に備えることが重要となっています」
任意の自動車保険は、加入者が自分自身で補償内容を考えることになりますが、選ぶときのポイントを教えてください。
西村「主な補償の種類としては、対人・対物賠償、人身傷害、車両保険などがあります」
■対人・対物賠償
対人補償は自賠責では補いきれない被害者の死傷に対するもの、対物補償は被害者の車両・物などへの損害に対するものです。対人・対物とも補償の上限額は無制限にしておくべきです。
■人身傷害
自分自身や、搭乗者の死傷に対する補償です。これは、乗る方の家族構成や年齢、年収、加入している生命保険でフォローできるかなどの条件を考え、自分に合った上限額を選びましょう。
■車両保険
車両保険とは、自動車保険の一種で、事故や盗難、自然災害などで自分の車が損害を受けた際に、その修理費や買い替え費用などを補償する保険です。
自動車保険に加入する窓口は、損害保険会社やその代理店などが一般的でしょうか。
西村「自動車保険は損保が扱うもの以外に、JAが窓口となる『自動車共済』があるので、選択肢として考えておくといいでしょう。JAの自動車共済は保障プランが充実していて、補償の内容は損保とほぼ変わりません」
誰でも使えて安心感もある、共済という選択
自動車保険で、損保会社以外に「共済」を選ぶこともできるとのことですが、そもそも一般の方が共済を利用できるのでしょうか。
西村「共済は、組合員同士が支え合うことを目的とした非営利の仕組みですが、一般の方でも利用できるものが多くあります。例えばJA共済の場合なら、組合員には農家の方を対象とした 『正組合員』と、農家以外の方向けの『准組合員』がありますので、農業に従事していない方でも利用できます※」
なるほど、『准組合員』として利用できるのですね。共済を利用するとどんなメリットがあるか教えてください。
西村「大きなメリットは、『組合員向けに考えられた、さまざまな充実したサービス』を受けられる点で、自動車共済もそのひとつです。JA共済をはじめとした大手の共済では、他の損保会社から自動車保険の契約を移行する場合、等級をそのまま引き継ぐことが可能なので、切り替えを考える方も安心です」
※JA共済は、次の方法で農家組合員以外の方でもご利用いただけます。
●准組合員としてご利用いただく:JAの協同組合運動にご賛同いただき、出資金をお支払いいうえご利用いただく方法です。 准組合員になられた方は、JAの他の事業も農家組合員と同様にご利用いただけます。
●員外利用としてご利用いただく:農協法により、組合員以外の事業利用が一定の範囲内で認められているものです。
ダイレクト型で、過不足なく補償内容を選べる?
実際に保険に加入する方法としては、代理店を介して対面で契約する「代理店型」と、インターネットや電話で直接損保会社と契約する「ダイレクト型」があります。
西村「代理店を通す場合でも、まず見積もりはウェブサイトから取るのが当たり前になりつつありますね。ダイレクト型は手数料のコストが削減できますが、補償内容の設定などは自分で判断して選ばなくてはなりません。
対人・対物賠償は無制限にするとして、人身傷害や車両保険、各種の特約など、自分にぴったりのプランはどれなのか悩むという話もよく耳にします」
初めての方にとっては、事故が起きた場合の対処や、困ったときの相談先がわからないなどの不安もありそうです。
西村「ダイレクト型は、万が一事故が起きてしまった際、基本的には電話やメールでのやり取りとなるため、過失割合の交渉などの複雑な対応を任せるにあたり、対面で相談できないことに不安を感じる方はいらっしゃるかも知れません」
ダイレクト型が広がる時代だからこそ、安心して任せられる補償やサービスにも注目が集まっているのだとか。具体的に、プロの目で見たおすすめの自動車保険のポイントを伺っていきましょう。
『クルマスター』の高い満足度は信頼の証
今回、西村さんが注目したのは、JA共済の『クルマスター』という自動車共済。多彩な保障と充実したサービスが特徴となっています。
西村「大手損保の自動車保険と比べて、保障内容は遜色ないものです。大きなポイントは、ライフアドバイザーやスマイルサポーターと呼ばれるJAの担当者が存在すること。加入時のプランの相談など、何か困ったときには対面で適切なサポートが受けられます」
自力で悩みながら補償を選択するのではなく、担当者とともに最適なプランを組めるのは、ダイレクト型にはない安心感です。
西村「事故の多いエリアに住んでいるといったリスクや、車の種類・年式、家族構成、年齢、ライフスタイルなどで、その人にとってのベストな保障は変わります。対面で的確にヒアリングしてくれるので、保障が過剰になってしまうムダもなくすことができます」
JA自動車共済 利用者満足度調査
JAの自動車共済の加入件数は2024年の実績で約818万件、事故対応サービスの満足度が94%以上というデータもあります。
西村「加入件数はメガ損保のシェアに近い数ですし、事故対応サービスへの高い評価は、この自動車共済への信頼の証といえるでしょう。顔見知りの担当者が寄り添い、しっかりと対応をしてくれるのは非常に頼もしいことです。
また、JA共済は地域密着型で、全国にJAのネットワークがあるのもポイントです。事故対応窓口は全国に約2,600ヵ所あるため、もし地方で事故が起きてしまったときも拠点が連携して素早く対応し、手厚いサポートが受けられます」
JAの担当者は、自動車共済の窓口というだけでなく、家族みんなを支える役割も。車の買い替えや家族の免許取得といった、ライフイベントごとに各種の共済サービスの案内や、ニーズに応えた情報提供をしてくれます。
実際、以下のグラフのように組合員・利用者接点別の評価では、すべての項目で「とても満足・満足・やや満足」が約9割超という結果になっています。
JA自動車共済 利用者満足度調査
いつもの笑顔で、毎日の安心を支えてくれる
自動車の保障のこと、またそれ以外のくらしの保障もJAの担当者へ気軽に相談できる……それはダイレクト型の保険にはない強み。暮らしの安心だけでなく、ホッとする温かさも感じられます。
西村「ダイレクト型は、どうしても保険料の安さだけを追求しがちです。万一の備えは非常に大切だからこそ、コストだけでなく、顔が見えて信頼できる担当者がいるというメリットは特別なものだと思います」
この自動車共済『クルマスター』は、どんな方におすすめできるでしょうか。
西村「非対面による契約に慣れていない方や、デジタル機器の操作が不得意な方、また保障内容を相談して決めたい方にもお勧めできる仕組みです。気持ちの上での安心感だけでなく、現状を把握した最適化されたプランで、合理的に必要な保障の基準を知ることができます。自分にとってのちょうどいいバランスが明確になるでしょう」
読み飛ばしてしまいがちな約款、保障が受けられるケースと金額など、わかりにくいことも笑顔で対応してもらえるのはうれしいところ。自動車保険を考えるとき、JAの担当者が安心を支えてくれるJAの「自動車共済」という選択肢があることを、ぜひ考えてみてはいかがでしょうか。