世界的に人気上昇中! 手軽に楽しめる “缶ワイン”
最近、缶に入ったワインをよく見かけるようになっていませんか? 実はこの“缶ワイン”、ここ数年で着々とファンを増やしているジャンルなんです。その人気の理由と魅力を、All About『ワイン・スパークリングワイン』ガイドの名越康子さんと探ってみました。
提供:サントリー株式会社
お話をうかがった方

All About『ワイン・スパークリングワイン』ガイド:名越 康子
大学卒業後に不動産会社へ入社。同社が当時フランスのボルドーに所有していたワイナリーの赤ワインの日本への輸入とプロモーションを担当することになり、そのままワインの道へ。その後、輸入商社勤務を経てフリーランスのワイン・ライターに。2013年ワイン・プレス・ジャパン株式会社を設立し、Webサイト「Wine Press Japan」を立ち上げた。その後、2015年よりワイン&スピリッツ専門誌「WANDSウォンズ」編集部に入り、2017年の年始より同社代表を務める。
技術革新によって生まれた、ワインの新しい楽しみ方
ワインは瓶に入っているもの……。そんな概念を覆すのが、今回ご紹介する”缶ワイン”です。アメリカでは10年前に比べ、売上が4倍以上に急増。日本でも売上は伸長し続けており、2017年9月から2021年8月までの4年間でおよそ4倍にまで拡大しています。All About『ワイン・スパークリングワイン』ガイドの名越さんによると「ワインの流行りの楽しみ方として定着しつつあります」とのこと。
これまでの缶ではワインの品質を保つことができませんでしたが、今では技術向上により、通常のワインも発泡タイプのスパークリングワインも、缶で販売できるようになりました。進歩した技術の賜、それが缶ワインという新ジャンルなのです。
種類も増え続けており、選ぶ楽しさも味わえるようになった缶ワイン。この人気の理由は、次項で詳しく紹介します。
飲みきりサイズで、保管や持ち運びもラク! 缶ワインにハマる人が増えている理由
缶ワインが人気を集める理由は「いくつもあります」と、名越さん。ひとつは、手軽に楽しめるということ。
名越さん(以下敬称略)「ワインやスパークリングワインは飲みたいけれど、グラスを準備する必要があるし、コルクを開けるのも一苦労……。これらを面倒くさいと思っている人にとっては、缶ワインはハードルがすごく低くなりますよね。グラス2杯程度の飲みきりサイズ、というのもポイント。そのまま一人で飲めるので、今のご時世は特に重視される衛生管理がしやすいですし、“開けたら何日以内に飲まなきゃいけない”などと、悩まなくても済みます」
クリスマスの乾杯に! 飲みきりサイズの缶スパークリングワイン >>
では、グラスや抜栓の準備もいとわないワイン愛好家なら、缶ワインはどのような存在になるのでしょうか?
名越「普段はワイングラスで飲む人たちにとっても、うれしいことだと思いますよ。アウトドアでBBQやピクニックとか、旅行中に電車の中でお弁当食べながら車窓を眺める、なんてとき、気軽に楽しめるお酒の中にワインという選択肢が増えたのですから」
そう言って、「冷蔵庫にも入れやすく温度管理が楽なのも人気の理由」と続ける名越さん。
名越「日本の場合、缶ワインの中でもスパークリングワインの方が人気のようです。冷やして飲むタイプが多いと思うので、冷蔵庫に入れていればいつでもそのまま楽しめますよ」
このほか、エコであることもメリットのひとつ。
名越「缶はガラス瓶より軽いので、輸送中に排出する二酸化炭素の量を減らせます。それに、100%アルミ製なら100%リサイクル可。サステナブルに敏感な若い人たちには特に受け入れられているようですね」
アメリカでNo.1※を獲得! スパークリング缶ワイン『ボッリチーニ』
缶ワインの種類は多彩ですが、今回、All Aboutが注目したのは『ボッリチーニ』です。こちらは「泡」を意味する名前を冠し、パッケージにも泡のような水玉模様をあしらったスパークリング缶ワイン。世界に先駆けて発売されたアメリカでは若年層を中心に大ヒットを果たし、人気も拡大中だそうです。
世界的に有名なワイン会社、ヘンケル・フレシネ社が手掛けるだけあって、味わいはもちろん本格的。ぶどうの選定から醸造工程に至るまで、長年培った技術が惜しむことなく注ぎ込まれています。ラインナップは白、ロゼ、ランブルスコ(赤)の3種類。名越さんには全種類を試飲していただきましたが、お味はいかがでしょう?
名越「白は爽やかな果実の香りがして、ほんのり甘みがあり、なめらかですっきりとした味わい。クリスピーで飲みやすく、後味もフレッシュです。ロゼはベリー類やチェリーの香りがして、後味がとても爽やか。軽やかかつチャーミングな味わいでした。最後はランブルスコ。チェリーの香りと甘い果実の味わいに、ほのかな渋みが加わって、泡立ちはやさしく感じられます。このまま単体でもおいしいけれど、生ハムやベリー&チェリー系のデザートと一緒にいただきたくなるような味わいですね」
それぞれの感想を聞くうちに、想像はふくらむ一方。今晩にでも早速、試したいと思ってしまうほど魅力的です。
名越「『ボッリチーニ』に限ったことではないですが、缶ワインは基本的に、グラスへ注がずそのまま飲んでもおいしいように設計されていると感じています。グラスに注ぐと温度が上がりより甘く感じられますし、缶のままなら冷えたままの液体を飲め、口に当たる部分も冷たくてドライに感じます。
また、缶のまま飲むとグラスから飲むのに比べ、舌の先より真ん中近くに液体が落ちるので、よりすっきりとした印象に。爽やかな味を好む方には缶のままをおすすめします」
一人で飲むなら缶のままで、二人でならグラスに1杯ずつ分けて……など、シーンによっていろいろな楽しみ方ができるのもうれしいですね。
※Nielsen data 52week アメリカ国内販売金額(2019.10.7-2020.10.3)
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ワイン専門家も評価する『ボッリチーニ』。「気軽にワインを楽しみたいときなら、いつでも飲んで欲しい」という名越さんの言葉にならって、冷蔵庫に常備しておきたくなる缶ワインです。最初の乾杯にもぴったりのスパークリングタイプだから、クリスマスやお正月といった年末年始の華やかなシーンにもおすすめ。
ちなみに、サントリーの缶ワインでは『ONE WINE(ワンワイン)』も人気です。こちらはスパークリングワインではなく無発泡のワイン。ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワール、メルロと、赤と白がそれぞれ2種類、計4種類をラインナップ。無発泡の缶ワインはまだまだ珍しいので、先取りで試してみてはいかが。
このほか、期間限定の缶ワイン『デリカメゾンプレミアム シルキーワイン(赤)』も新たに登場しています。いずれもこちらのサイトから購入できるので、いろいろな種類を試して自分の”推し缶”を探してみてください。
本格的な味わいがカジュアルに楽しめるサントリーの缶ワインなら、これまで「ワインはハードルが高い」と感じていた人にとっても、グンと身近な存在になるはず。今なら、Amazon限定の缶ワイン飲み比べセットも販売中。これを機に、ワインをもっと楽しんでみませんか?