確定申告初心者の方は必見! いつ何をすればいいか3ステップで解説!

毎年「確定申告」が近づくと憂鬱になるフリーランスや自営業者などの個人事業主の人は多いのではないでしょうか。今年開業したばかりだったり確定申告初心者は、なおさら不安を感じているはず。でも、まったく初めての人でも、ポイントを抑えれば恐れることはありません。税理士でもある「税金」ガイドの田中さんが、今年の確定申告をサクっと終わらせる方法を解説します。

提供:弥生株式会社

お話をうかがった方

田中 卓也

税金:田中 卓也

税理士、ファイナンシャルプランナー(CFP)。毎日の生活から切っても切り離せない税金の問題について、専門用語もかみくだいてわかりやすく解説します。

ステップ1:そもそも確定申告とは? まず何をすればいいのかを知る

paragraph_0_img_0

そもそも、なぜ個人事業主は確定申告をしなければいけないのでしょうか。

田中さん(以下敬称略)「確定申告とは、自分が納めるべき税金の額を自分で計算して申告し、納税を行うことです。いちいち自分でやるのは面倒だと思うかもしれませんが、収入を得るために使った経費や、所得控除や税額控除のうちで使えるものを判断して、適正な納税額を自ら申告することは、いわば納税者に与えられたひとつの権利です」

確定申告を行うことで、払い過ぎた税金が戻ってきます。また、申告漏れをすると延滞税などが追加され、多くの金額を支払う結果になることもあるそうです。

田中「たとえば、フリーランスで仕事をしていると、銀行口座に入金されるのは、請求書に書いた額よりも少ない場合があります。これは源泉徴収といって、支払う側が年間の所得にかかる税金(所得税)をあらかじめ差し引いてくれているのです。

ただし、そこには経費や控除は考慮されていません。そのため、確定申告時に計算し直し、税金を納め過ぎていた場合はその分が還付されるのです。

逆に、申告や納税をしないでいると「無申告加算税」や「延滞税」がかかります。“現金でもらったし、バレないだろう”と甘く見てはいけません。払った側が経費として申告をしています。忘れた頃に“あなたはこれくらいの収入があるはずですが…”という通知が来て慌てたという話はよく聞きますから、注意してください」

確定申告は、確定申告書を所管税務署に直接持って行くか郵便、または国税電子申告・納税システム『e-Tax (イータックス)』を使ってインターネット経由で送付します。2020年(令和2年)分の個人の所得税は、2021年2月16日(火)から4月15日(木)※1が申告期間となります。

※1 新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、2020年(令和2年)分申告所得税(及び復興特別所得税)、個人事業者の消費税(及び地方消費税)の申告期限・納付期限が、2021年(令和3年)4月15日(木)まで延長となります。振替納税の振替日も延長されています。詳細は国税庁ホームページ(https://www.nta.go.jp/)等で最新情報をご確認ください。

ステップ2:1年間の収入と支出を洗い出す。ただし手間を最小限にすること

では、確定申告書はどのように作成すればいいのでしょう。まずは、1年間の収入と支出をすべて洗い出す必要があります。2020年(令和2年)分の確定申告であれば、2020年1月1日~12月31日が対象になります。

田中「通常、事業の収支は、本人以外の誰が見てもわかる形で帳簿に記さなければいけません。たとえば入金があった時には、いつ、誰に、何の費用としてもらったかなどの詳細を一定のルールに基づいて記していく必要があります。経費も同様で一つひとつ記載しなければいけません。実際問題としてこれをいきなり行うのは、知識や経験がない人にとっては非常に難しいと感じるでしょう」

そこで、田中さんがおすすめするのが確定申告ソフトの活用だそう。

田中「会社員から独立した人などは、エクセルなどの表計算ソフトでまとめ始める人が多いのですが、これが思った以上に苦労をする元。個人事業主やフリーランスの人にとって、帳簿上、事業の収入と個人の報酬との区分けは非常に難しいからです。

表計算ソフトを使って自力で会計帳簿のような形にまとめるよりも、すでにフォーマットが組まれていてどこに何を入力すればいいかが明確な確定申告ソフトの方がはるかに簡単です。最近ではオンライン上で無料で使えるものがありますから、試しに触れてみれば、その便利さを実感できるでしょう」

例えば「やよいの白色申告 オンライン」は、クラウド型でPCへのインストールは不要。しかもずっと無料で使えるので、試しに使ってみたいという人にぴったりです。

例えば「かんたん取引入力」機能なら収入、支出を記載するだけで収支内訳書を作ることができます。銀行口座やクレジットカードなどを登録しておけば、入力や仕訳が自動になる「スマート取引取込」機能もあり、入力作業がさらにラクになります。

paragraph_1_img_0

「かんたん取引入力」画面。取引日や科目、金額などを入力して[登録]ボタンをクリックします。

ステップ3:いよいよ確定申告書類を作成! 計算ミスや転記モレを無くすには?

1年間の収支が把握できたら、いよいよ確定申告書の作成に移ります。

田中「確定申告ソフトは確定申告書の作成の時にも力を発揮します。確定申告書には売上や経費を項目ごとに記載することになっているのですが、エクセルなどで収支をまとめていた場合、集計や転記の際にミスや漏れが起こりやすいのです。確定申告ソフトなら、ステップ2で入力した数値を元に自動計算され、書類作成まで行ってくれます」

減価償却費の計算など、ある程度の簿記の知識が必要となるようなものも「やよいの白色申告 オンライン」ならアンケートに答えていくような手軽さで作成できます。さらに作成した確定申告書は、弥生の製品からかんたんにe-Taxを行うことが可能です。マイナンバーカードとICカードリーダー/ライターの用意が必要ですが、税務署に行かずにネットで申告ができます。もちろん、プリントアウトしてそのまま提出も可能です。

田中「“1年間の収支までは自分でなんとかまとめられても、確定申告書類の作成だけはお手上げ”ということで私たち税理士に依頼するというパターンは非常に多いのですが、確定申告ソフトを使えば、多くの人が自分で作成できると思っています。

また、作成した会計帳簿は一定期間保管されることが義務付けられていますが、確定申告ソフトに入力した日々の取引はきちんとした簿記のルールに則った会計帳簿としてみなされ、エクセルなどで作られた計算書より信頼性が高いものとして扱われます」

ずっと無料で使える「やよいの白色申告 オンライン」はこちら>>

paragraph_3_img_0

確定申告書も自動計算で、ラクに作成できる。

paragraph_3_img_1

収支内訳書の作成は、ガイドに従って必要事項を入力すればいいので、カンタン。


「やよいの白色申告 オンライン」なら今すぐ使えてずっと無料!

クラウド確定申告ソフトやよいの白色申告 オンライン」は、利用者登録さえすれば、今すぐ使えます。「確定申告の期日が迫っているので、少しでも早く作業を始めたい」という人にとっても、心強い味方になってくれること間違いありません。

しかも、フリープランならすべての機能がずっと無料で使えます。クラウド確定申告ソフトの利用者シェアNo.1※2だけあって使い勝手には定評がありますが、PC操作に慣れていない人や、一人で申告書類が作れるかどうか不安な人には、充実のサポート付プランを選ぶこともできます。こちらは初年度半額のキャンペーン実施中なので、最初の一年間、お守り代わりにサポート契約するのもいいですね。

ずっと無料で使える「やよいの白色申告 オンライン」をチェック>>

※2 「クラウド会計ソフトの利用状況調査」2020年4月-MM総研調べ

「やよいの青色申告 オンライン」なら青色申告もラクラク!

「確定申告の流れを掴んできた人は、できれば次年度は青色申告にチャレンジしてみてはいかがでしょうか」と田中さんは言います。

田中「青色申告なら、最大65万円の控除が受けられたり、事業の赤字を翌年以降3年間繰越しできたりと、白色申告に比べて節税効果が高いからです。"もっと事業規模が大きくなってから"と躊躇する人もいるかもしれませんが、事業規模が小さいからこそ、少しでも節税して手元にお金を残したいという観点から見れば、やってみてソンはないでしょう」

「やよいの青色申告 オンライン」なら、「やよいの白色申告 オンライン」の情報を引き継げるので、銀行口座や取引先情報などをイチから入力する手間が省けるうえ、操作もほとんど変わらないので移行もスムーズです。

田中「青色申告を行うには、事前に税務署に青色申告承認申請書を出す必要があります。確定申告で税務署に足を運んだついでに届け出を出してくれば、翌年は青色申告で申告ができますよ」

初年度無料の「やよいの青色申告 オンライン」をチェック>>

paragraph_6_img_0