そろそろパソコン買い替えかな……と思ったら、購入前に見ておきたいポイントは?
パソコンの買い替えはなかなか難しいもの。「スペックが高いと価格も高くなるのでは」「どんなところをチェックしたらいいのかわからない」と迷っている人も多いのではないだろうか。そこで、この夏買い替えるならココに注目!というポイントをご紹介しよう。
提供:インテル株式会社
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All About「ノートパソコン」ガイド:コヤマ タカヒロ
Windowsパソコンを中心に、Mac、周辺機器、ネットワーク関連機器などを、日々、取材、検証、執筆する、デジタル系ライター。各シーズンに発売されてる大手メーカーの主要モデルのほとんどは実際に触って検証しています。スペックだけでなく実際の使い勝手を踏まえた製品選びのポイントを解説します。

最近のパソコンは性能も飛躍的に向上しており、比較的長期間使い続けることができる。しかし使っているうちにだんだんと最新機種との性能差を感じることも増えてくるものだ。また、4K動画やRAW画像といった撮影データ、数百枚のスライドを含むプレゼン資料など、パソコンにとってさらなる高性能を求められるような大容量・高負荷のファイルを扱うことも少なくない。
最新機種なら、これらの大容量ファイルも素早く読み込み、編集や再生ができる。一回一回の作業スピードはわずかな差であっても、長期間使うことを考えると、これは大きな時間差になって出てくるのだ。仕事だけではなく日常的に使うときにも同様で、映画や動画を見たりゲームするときなどに、このわずかな差がストレスになることがある。
最新機種への買い替えで押さえておきたいポイント
パソコンの重要なスペックとしては、CPU、メモリー、ストレージ、ディスプレイ、バッテリー駆動時間、そして重さなどがある。
この中でまず重視してほしいのは「ストレージ」だ。ストレージの主な役割はパソコンを司るOS、アプリケーション、そしてデータの保存。PCで作業したものは基本的にストレージに保存され、次に作業するときにもそこから取り出される。このため、まず大容量であること、そしてデータの読み込みや書き込みの速さが同時に求められてくるのだ。
低価格で大容量のストレージを求めているなら「HDD(ハードディスク)」が向いている。現在ではノートパソコンでも1TB以上の大容量HDDが低価格で搭載できる。しかし、システムの起動速度やファイルへのアクセス速度は決して速いとは言えない。もっと処理速度を高めたいなら、搭載機種も増えてきている、データの読み込み速度が速い「SSD」が魅力的なのだが、低価格で大容量のSSDを目指すのもなかなか難しいものだ。
そんな中で注目したいのが「Optane™メモリー」を搭載したノートパソコンだ。HDDの大容量はそのままに、SSD採用モデルのようなパフォーマンスが低コストで手に入るのである。
「高速・大容量・高コスパ」のインテル® Optane™ メモリー
「 Optane™メモリー」について少し詳しく解説しよう。
「 Optane™メモリー」とは、記憶素子にランダムアクセス性能や耐久性に優れた「3D Xpoint」を採用した小容量SSDのこと。様々なファイルに頻繁にアクセスするキャッシュ用途に向いたメモリーだ。容量は16GBもしくは32GBが用意されており、ストレージとして使うHDDと併用して、パソコンに内蔵する。
仕組みはそれほど難しくはなく、使用頻度の高いデータを「Optane™メモリー」が一時的に保持することで、素早く読み出せるようになる。パソコンの処理速度を大幅にアップできるというわけだ。
具体的には、HDDだけのシステムと比べて「Optane™メモリー」を搭載したシステムの場合、起動時間は最大で2倍高速化*1でき、メールソフトの起動は最大5.8倍に高速化*2、ストレージのパフォーマンスは最大14倍にもアップする*3。PCゲームの起動時間も最大67%早くなるという*4。
しかも「Optane™メモリー」を1TB、2TBといったHDDと組み合わせることで、高速かつ大容量なストレージを持った理想的なノートパソコンを実現させることもできる。処理速度が速いSSDでも1TBの大容量タイプは存在するが、それらを選択するとなると価格は非常に高価になる。「Optane™メモリー」とHDDの組み合わせなら、高価なSSDを採用することなく、大容量と高速アクセスを両立できるというわけだ。
「Optane™メモリー」の3つのメリットを整理しよう。
大容量
ストレージとしてHDDを併用することができるため大容量のストレージ確保が可能。デジタル一眼レフで撮影したRAW画像データや4K動画などもたっぷりと保存できる。
高速
「Optane™メモリー」がキャッシュメモリとして働き、使用頻度の高いファイルを保持してくれるため、ファイルへのすばやいアクセスが可能。非常に高い応答性が得られる。
高コストパフォーマンス
大容量HDDの予算にわずかにプラスするだけで、SSDシステムに近い処理速度を得られる。同じストレージ容量で比較した場合、大幅に購入コストが下げられる。
第 8 世代 インテル® Core™ i7 プロセッサーで快適スペックを実現

より高性能を求めるなら、ストレージだけでなくプロセッサーにもこだわりたいもの。これから新しいパソコンを買う以上は、第8世代 インテル® Core™ i7 プロセッサーの搭載は必須条件といえるだろう。
第 8 世代 インテル® Core™ i7 プロセッサーの最大のポイントが、マルチコア化だ。少し専門的な話になるが、前モデルとなる第 7 世代が2コア・4スレッドだったのに対して、第 8 世代は4コア・8スレッドへとコア数を倍に増やし、マルチタスク処理性能を大幅に向上させている。
その効果もあり、第 8 世代 インテル® Core™ i7 プロセッサーは最大40%の高速化を実現。さらに最大10時間のバッテリー性能も確保している。高いパフォーマンスと省電力性を両立しているのだ。
おすすめ条件を満たすノートパソコン2機種
「Optane™メモリー」が搭載でき、第 8 世代 インテル® Core™ i7 プロセッサーを採用しているおすすめのノートパソコンはどれになるのか。以下に2つのモデルを選択してみた。
ThinkPad E480
ビジネスユースでスマートに使いたいなら、LEDバックライト付 14.0型 FHD IPS液晶ディスプレイを採用した「ThinkPad E480」。約1.75kgのボディは、オフィス内の持ち歩きなら問題なし。データ暗号化ができるセキュリティチップ(TPM)や指紋センサー*なども搭載しており、ビジネスシーンで安心して利用できるモデルだ。
(*指紋センサー選択時)
ThinkPad T480
より高いパフォーマンスを求めたい場合に向くのが「ThinkPad T480」だ。14.0型WQHD(2650×1440ドット)IPS液晶や外部グラフィックス機能をはじめ、ハイエンドな構成を選択可能。高性能を追求したいという方におすすめのモデルだ。
なお、ThinkPad E480とThinkPad T480は 、2018年9月27日までLenovoショッピングにて「Optane™メモリーアップグレードキャンペーン」を実施中。
この夏、パソコンの買い替えを検討している人は、コストパフォーマンスと高機能を兼ね備えた「Optane™メモリー搭載モデル」に注目してみてはいかがだろうか?
*1 OS 読み込み時間ワークロード - インテルが作成したワークロードで、電源がオフの状態からオンの状態 (オペレーティング・システムが完全に読み込まれた状態) になるまでの時間を測定。
*2 メールソフト起動ワークロード - インテルが作成したワークロードで、Microsoft* Outlook* 2016 を起動および 250MB ローカル・データ・ファイルの読み込みまでの時間を測定。
*3 6PCMark* Vantage (HDD スイート) は、Windows* の日常的なコンピューティング・パフォーマンスを測定する Futuremark* のベンチマーク。
*4 ゲームの起動およびレベル読み込みワークロード - インテルが作成したワークロードで、Bethesda* の起動時間を測定。Softworks* Fallout 4、導入ビデオ無効のメインメニュー表示 (起動) 状態からレベル読み込み完了まで (レベル読み込み) の時間を測定。
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