年齢とともに冬でも汗が…意外と知らない、崩れ知らずなメイク術

最近、顔汗のせいでメイクがすぐに崩れてしまう…それはもしかして、更年期の症状のひとつかもしれません。「メイク」ガイドの新見さんに、崩れにくいメイク法と顔汗の対策を伺いました。

提供:小林製薬株式会社

お話をうかがった方

新見 千晶

All About「メイク」ガイド:新見 千晶

美容誌・雑誌・広告などで、モデル・女優・タレントを担当するヘア&メイクアップアーティスト。撮影現場で培ったプロの美ワザを、わかりやすくシンプルに「新見流・美のルール」としてポイントをしぼってご紹介します!

冬でも顔汗がひどくて…もしかして更年期!?

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最近では、どこへ行っても空調が効いていて、電車や飲食店の中などでは、冬なのに暑いくらい、ということも珍しくありません。でも、もし、まわりの人は特別暑そうでもないのに、自分だけ汗が噴き出てとまらない、という状況なら……それは、もしかして、更年期の不調のひとつかもしれません。

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※小林製薬調べ、小林製薬 命の母ウェブサイトより引用

いわゆる「ホットフラッシュ」と言われる状態ですが、「のぼせ」、「ほてり」の症状とともに、大量の汗が出るのが特徴です。これらの症状の原因は、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」の分泌量が急激に減少すること。それにより、自律神経の働きにさまざまな影響が出た結果、発汗や体温調節の機能が乱れてしまうのです。閉経の前後10年ぐらいの間、この症状に悩まされる人は多いと言われています。

滝のような大汗も恥ずかしいものですが、さらに困るのはメイクが崩れてしまうこと。「いつホットフラッシュがくるかわからないので、外出が怖くなった」という人もいるほどです。

ではいったい、どのような対策をすればよいのでしょうか。

メイクアップアーティストの新見さんに汗で崩れないメイクのコツを聞いたところ、なんと「逆転の発想がポイント」という答えが返ってきました。

新見さん(以下敬称略)「どんなにしっかりとファンデーションを塗っても、絶対崩れないということは無理な話です。だったら、“崩れても汚くみえないメイク”をめざすのはどうでしょう。すぐにメイク直しができない状況であっても、人前に出ても恥ずかしくない程度の顔が保てるなら、必要以上に汗を怖がる必要はありません」

汗をかくことを前提に、老けて見えないベースメイク

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まずは、メイクが崩れにくい肌をつくっておくのがポイントとのこと。更年期にはホルモンバランスの関係でターンオーバーが乱れがち。さらに、エストロゲンの減少により肌のバリア機能が低下するので、肌が乾燥しやすくなるのです。

新見「肌が乾燥していると、顔は過剰な油脂を出そうとして、テカリやすくなるもの。毎日のお手入れ時にきちんと保湿することで、化粧が乗りやすく、メイクが崩れにくい肌になります。

化粧水は冷蔵庫で冷やしてから使用すると、毛穴が引き締まって皮脂も出にくくなります。顔に付けた後は、手で押さえるようにしてしっかりと化粧水を浸透させて。美容液や乳液をつけた後、鼻周りやおでこなどをティッシュで軽く押さえて余分な皮脂を取るのも、崩れ予防になりますよ」

その後はベースメイクですが、この年代にありがちな3つの“メイクの間違い”に気を付けるだけで、メイクは各段に崩れにくくなるとのこと。

【メイクの間違い 1】下地を使わない

新見「40代から50代の方の中には、化粧水、乳液といったスキンケアの後にいきなりファンデーションを付ける人も少なくないのですが、それではファンデーションが肌に密着せず、崩れやすくなってしまいます。どんなに肌が潤っているように見えても、ファンデーションを塗る前には必ず下地を使う、というのが鉄則です。

それに、最近の下地はとても優秀です。40代以降に気にする人が多い“くすみ”や“色むら”を改善し、自然なつや感を演出してくれますよ」

下地やファンデーションは、指ではなく、スポンジで丁寧に叩き込みながら伸ばすのもポイント。指だとどうしても、均一に密着させづらく、崩れたときにむらが目立ってしまうからだそうです。

【メイクの間違い 2】ファンデーションの量が多すぎる

新見「シミやくすみをカバーしたいと、ついつい多めに付けてしまう気持ちはわかりますが、余分な油分は崩れの原因になります。メーカーの指定した量を守り、顔の中心から外に向かって薄く伸ばしてください。

また、ファンデーションは髪の生え際やあご先ぎりぎりまで塗らなくてもOK。むしろ、フェイスラインは塗られていない部分があるくらいの方が、陰影がついて顔がシャープに見えます」

【メイクの間違い 3】顔を明るく見せようと、つい肌色よりワントーン白めのファンデーションを選ぶ

新見「首との色の差が目立つと、とたんに、“老けて”見えます。顔色は下地で整えてあげて、ファンデーションはなるべく首と差のでない色を選びましょう」

外出時のメイク直しは顔の中心部分だけに絞ってOK!

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ポイントメイクは、眉尻がキープできていれば、とりあえず“きちんと感”は保てるそうです。

新見「眉が薄くなってしまうと、とたんに顔が寂しい印象になります。 “老け込んだ”感じも増しますね。なので、眉尻だけは、朝のメイク時に、ウォータープルーフなどの、落ちにくいものでしっかり描いておきましょう」

そのほかの部分は、汗をかいたら崩れるものと割り切って、なるべく短時間でキレイに直せるよう工夫します。

新見「人の視線が行きやすいのは、顔の中心部分。なので、メイク直しはこの部分だけを重点的に行います。まずは、パフをティッシュでくるみ、おでこ、鼻周り、顎まわり、ほおの高い部分のテカリをとり、ファンデーションのヨレをなじませます。ただのティッシュだけだと、ファンデーションのヨレをうまく取ることができませんが、パフを包むことできれいになじむのです。

次に、綿棒にコンシーラーをつけてアイメイクをふき取ります。コンシーラーの適度な油分がヨレたファンデーションをきれいに取り去るだけでなく、適度にカバーしてくれるからです。その後、アイシャドウやラインを引き直します。ついやってしまいがちな、目元のパウダーファンデーションの塗り直しは、ヨレが余計にめだってしまうので絶対にNGです」

この2点だけに絞ればOKと思えば、外出時のメイク直しもおっくうではなくなりますね。

新見「更年期だからと外出を控えるのはもったいない。女性にとって、メイクはハッピーな気持ちを後押ししてくれるもの。メイクの力を借りて、気持ちを前向きに、毎日を楽しく過ごすことで、更年期のツラさを軽減させる効果もあるのではないかと思います」

更年期対策は今までの自分を変えるチャンスでもあります。これをきっかけに、手持ちの化粧品やメイク法を見直したり、医薬品の活用で体調を改善したりして、より若々しい印象にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

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