毎日カラダがスッキリしない……。その悩み、眠りの“質”が原因かも?

仕事に集中できない。日中、なんだかカラダがだるい……。そんなお悩みの原因は、毎日の睡眠にあるかもしれません。でも、“よい(悪い)睡眠”って、いったいどんなもの?改善のための対策法は?そんな疑問に、All About「ボディケアガイド」でウエルネスライターの早川景子さんがお答えします。

提供:ロート製薬株式会社

お話をうかがった方

早川景子

All About「スキンケア・ボディケア」ガイド:早川景子

ビューティー&ウエルネスライター。英国IFA認定アロマセラピスト。化粧品メーカーPR誌の制作や雑誌美容ページの編集・ライティング、美容・健康関連書籍の制作などを行う。医師や専門家への取材をもとに、ホリスティックな視点から、肌(スキンケア)・からだ・こころの健康についての情報を発信する。

5人に1人が眠りに不満あり! 不眠が及ぼす健康&美容への悪影響とは……

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厚生労働省の調査(※)によると、実に成人の5人に1人が「睡眠で十分な休養が取れていない」と考えているのだそうです。質のよい睡眠がとれていないと、どんな症状が現れるのでしょうか?

早川さん(以下敬称略)「日中眠くなる、といったわかりやすい症状から、だるい、イライラする、集中力がない、記憶力が低下している、胃腸の調子が悪いといったものまで、質のよい睡眠がとれていないことが原因で起こる症状はさまざまです。十分な睡眠時間を確保していても、こうした“なんとなく調子が悪い”状態が続けば、よく眠れていない状態(不眠状態)である可能性があります」

仕事や家事を休むほどではないけれど、カラダの調子が優れない……。そんな症状に心当たりがあれば、睡眠を見直す必要があるかもしれません。そもそも「不眠」とは、どのような状態をいうのでしょうか。

早川「“なんとなく調子が悪い”状態というのは、自律神経のバランスが崩れている可能性がある状態です。そして、不眠状態では自律神経も不調であることが多いといわれています。自律神経のバランスが崩れると、活動時に働く交感神経が就寝時も稼働し続けて、寝つきが悪くなったり、夜中に目覚めてしまったりするのです」

健康面はもちろん、不眠は美容の大敵でもあります。スキンケアガイドの視点から、不眠が及ぼす美容面への影響について教えてください。

早川「肌は眠っている間に再生されますが、これは7時間前後のまとまった睡眠をとることが大前提です。途中で起きたり、睡眠時間が足りなかったりすれば、再生がしっかりと行われず、肌あれを起こしやすくなるといわれています。また、十分に睡眠がとれていないと、肌のハリを保ったり髪の成長を維持したりする働きのあるエストロゲンという女性ホルモンの分泌が低下します。そのため、肌のシワやたるみ、薄毛が発生しやすく、老化を早めてしまう恐れがあります」

<不眠チェック>
あてはまる項目があれば、睡眠を見直してみましょう!

□日中に眠気を感じる
□寝つきが悪い、よく目が覚めてしまう
□イライラ、落ち込み、不安感がある
□肩こりがひどい
□めまいや頭痛を感じる
□便秘や下痢をよくする
□胃腸の調子が悪い

おやすみ前に取り入れたい! 交感神経を休ませる方法

健康のためにも、美容のためにも、ぐっすりと“質”のよい睡眠をとりたいもの。そこで、早川さんに、おやすみ前のおススメ習慣を教えていただきました。

早川「“質”のよい睡眠に必要なのは、交感神経を休ませること。不眠症に悩む方はもちろん、『何となく調子が悪い』『寝つきが悪い』『日中に眠気を感じる』という方も、寝る前に交感神経を休ませる習慣をつけましょう」

●就寝30分前に、40℃くらいのぬるめのお湯に10~30分つかる

30分前くらいというのがポイント。まずはゆっくりとお湯につかって、カラダの深部体温を上昇させましょう。入浴後、体温が徐々に下がることで、交感神経が休まり、スムーズに入眠できます。また、ぬるめのお湯につかるのは、交感神経の興奮を鎮めて、リラックスさせる効果もあります。

●就寝1時間前からスマホ・携帯・パソコン断ちをする

交感神経を高ぶらせてしまう危険性があるネットサーフィンは、就寝前は控えた方が無難。また、ブルーライトは、血圧や体温を下げて自然な眠りを誘う働きがあるメラトニンの分泌を抑えてしまうといわれています。おやすみ前のスマホやパソコンは極力避けましょう。

●「ラベンダー」「スイートオレンジ」「ローマンカモミール」の香りを使う

リラックス効果のある香りは、交感神経を休ませる働きがあります。おススメの精油は、ラベンダー、スイートオレンジ、ローマンカモミール。ディフューザーで香りを広げてもいいですし、ティッシュペーパーに1~2滴落として枕カバーの中に忍ばせても◎です。

●漢方薬の力をかりる

睡眠に問題があるときには、自律神経を整える効果のある漢方薬に頼るという手もあります。漢方薬の力で交感神経が休まり、リラックスして入眠しやすい状態に導いてくれます。

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日々の眠りだけじゃない! 心もカラダも上向きになれる、漢方薬の魅力

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早川さんのコメントにも登場した、漢方薬。「よさそうだけど、いろんな種類があって、どれを選んでいいのかわからない!」……そんな方も多いのでは? そこでおススメしたいのが、ロート製薬の「和漢箋」から出ている「ユクリズム」です。

「和漢箋」とは、「効く成分は何か?」「日本人ひとりひとりの体質に合うものは何か?」という視点から、エキスの抽出方法やエキス原料そのものにまでこだわって、ロート製薬がつくった新しいタイプの漢方薬ブランド。「ユクリズム」は、そんなコンセプトのもとにうまれた、不眠やストレスに悩む人に向けた漢方薬です。

「ユクリズム」は「加味帰脾湯(かみきひとう)」という漢方処方。交感神経の緊張をやわらげる作用があり、昔から不眠や不安といった症状に用いられてきました。加えて、消化・吸収をスムーズにし、胃腸機能を向上させる作用もあります。不眠といった症状だけでなく、心とカラダ全体の調子を上げてくれるのは、漢方ならではですね。

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早川「漢方薬は、カラダ全体をよい状態にすることで気になる症状を改善させようという考え方から生まれたものです。そのため、原因を特定しにくい不眠などの症状には、漢方薬はまさにうってつけ。特に不眠には自律神経のバランスが大きく関係しているので、これを整えてくれる『ユクリズム』は、毎日の眠りをしっかりとサポートしてくれると思います」

加えて、手軽に服用できるのも漢方薬の大きな魅力、と早川さん。

「自分でカンタンに内容成分を調べて知ることができ、手軽に服用できるのも大きなメリットですよね。漢方薬はいろいろと試してきましたが、『ユクリズム』は錠剤なのが個人的にはありがたいです。携帯もできて外出先でも飲みやすく、漢方薬をより身近に感じられると思います」

「ユクリズム」が、毎日の睡眠をサポート!

不眠に悩む方はもちろん、心身が疲れていて「なんとなく不安感がある」、貧血などで「なんとなくカラダの調子が悪い」という方にもおススメなのが、漢方薬「ユクリズム」。自律神経を整える「加味帰脾湯」が胃腸機能にも働きかけ、不眠やストレスに効果を表します。薬局で購入できる手軽さも魅力です。

人生の3分の1もの時間を占める睡眠。眠りにこだわることは、人生をよりよいものにするための手段の一つといえます。「ユクリズム」をはじめとしたおやすみサポートアイテムを上手に活用しながら、日々の睡眠を見直してみてはいかがですか?

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ユクリズム

【第2類医薬品】

<効能・効果>
体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの次の諸症:貧血、不眠症、精神不安、神経症


(※)厚生労働省 平成26年「国民健康・栄養調査」より

<参考文献>
『心と体が生まれ変わる 最高の睡眠』 渡辺範雄著 成美堂出版
『睡眠の科学』 櫻井武著 講談社
『脳も体もガラリと変わる!「睡眠力」を上げる方法』 白川修一郎著 永岡書店
『ビジネスパーソンのための快眠読本』 白川修一郎著 ウェッジ