元CAのマナーガイド直伝! 印象アップにつながる、脱老け顔ケア
見た目の印象コントロールもマナーのひとつ!? 乾燥している機内でも、好感度抜群の美しさを保っているCAの秘密とは…?
“幸せオーラ”がある人とそうでない人がいるのはなぜでしょうか。その差はなんでしょうか。決め手になるもの、そして、幸せオーラを手に入れる秘策が明らかに!
提供:資生堂
お話をうかがった方
美容業界歴25年。美容専門編集プロダクション「dis-moi」主宰。美容専門誌、女性誌の美容記事の企画・制作・執筆をはじめ、コメンテーターやアドバイザー、セミナー講師として活動。元エステティシャンという経歴を生かし、コスメ開発やエステアドバイスも行う。
いつどこで会っても美しく、幸せ感あふれるオーラに包まれている女性って憧れませんか? そんな素敵な女性になりたいと思いつつ、その方法がわからないという人も多いでしょう。そもそも幸せオーラを決定づけているものとはなんでしょうか。美容ガイドの藤井優美さんが教えてくれました。
藤井さん(以下敬称略):「オーラとは目に見えるものではないので難しいのですが、素敵な女性が放つオーラは“幸せ感”や“健康感”なのではないでしょうか。あくまでも“感”なので、笑顔だったり、前向きな言葉だったり、魅力的な表情だったり、肌のハリつやのある美肌だったり……こういったものがオーラに影響を与えているような気がします。そのため、愚痴ばかりで不満顔になってしまうと、不幸オーラが出てしまいます。逆もまたしかり、幸せオーラは心がけしだいでいくらでも演出できるのです」。
つまり、オーラはいろいろな要素がからんで作られているということ。といっても、幸せオーラにつながる具体的な言葉づかいや表情などは、その人のイメージや立場などによってそれぞれ異なるかもしれません。でも、肌に関することは、幸せオーラを持つ女性たちの共通点とも言え、誰でもすぐできることなのではないでしょうか。
藤井:「美肌は、幸せ感や健康感と直結している気がしていて、うるおった美肌なら、自分に自信が出て自然と幸せオーラが演出できるもの。徹夜続きだったり彼とうまくいっていないと不幸オーラが出てしまいそうですが、実はそういう個人的なことは相手には関係ないので、そういうときほどスキンケアをしっかりして美肌を手に入れ、素敵なオーラを演出したほうがいいと思うのです。
反対に肌が美しくなく自信がないと、“人に会いたくない=見られたくない”という心理が働き、ついつい顔を下向きにしがち。積極的なコミュニケーションがはかれなくなるし、言葉もネガティブになり……それって幸せオーラを放っているとは言えないですよね」
確かにそのとおりですね。美しい肌をキープすることが自信になり、これほどまでに幸せオーラにつながっているとは驚きです。
では、幸せオーラへの近道となる美肌とは一体どんな肌なのでしょうか。なにか特徴はあるのでしょうか?
藤井:「うるおっている肌です。肌はうるおうとそれだけでもキメが整って美肌に見えますし、折り目正しい生活やきちんと感を連想させるので、相手が自分に対してマイナスの感情を抱きにくいのです。反対にカサついていたり、くすんでいたりするとどよ~んとした雰囲気になり、“元気がない”“機嫌が悪い”“年齢より上”という印象を与えてしまうことになるでしょう」。
そうはいっても、仕事に家事に忙しい毎日を過ごしているとどうにもならないときが……。そんな女性は幸せオーラを手に入れることができないのでしょうか。いえいえ、そんなことはないようです!
藤井:「もし疲れていたりツライときでも、スキンケアによってうるおった美しい肌が手に入れば、気持ちが次第にあがってきてマイナスの感情を忘れられたりします。そのことによって、自分に自信が出ることもあるんです」。
よく“病は気から”と言ったりしますが、藤井さんのお話しはその逆のことを意味しているのかもしれません。いわば“気は肌の状態から”。肌の調子がよくて美肌であれば、自分の“気”を変えることができるというわけです。
藤井:「また、肌の調子が悪いときでもスキンケアをしながら、“今週は睡眠不足だな”とか“食事が不規則だったな”など自分の生活を見直して“ごめんね! 明日はキレイになろう”と鏡を見ながら自分の気持ちに訴えかけると、肌も心もきちんと応えてくれます。それは、スキンケアをする手が丁寧に、肌を慈しむようになるから。こういったことも、自分の内面にプラスに働くはずです」。
どんなときでもスキンケアにより、みずみずしくうるおった美しい肌へ導いてあげる。うるおった美肌が手に入れば、ポジティブで自信あふれる自分になれる。そして、幸せオーラを放つ女性になれる。こんな“気は肌の状態から”を意識した魅力的なフローを、多忙な生活のなかでも忘れないでいたいものです。
うるおった肌を手に入れる方法はいろいろありますが、とりわけ、最近注目を浴びていることはあるのでしょうか? 資生堂リサーチセンターの東條洋介さんに伺いました。
東條さん(以下敬称略):「肌のうるおいには、肌の“保水バリア機能”が良好であることが大切です。保水バリア機能というのは、体内から水分が蒸散したり外から異物が侵入したりするのを防ぐ機能で、それが良好であれば肌はうるおいをたっぷり蓄えることができ、みずみずしい美肌を保つことができます」。
つまり、その肌の保水バリア機能を高めることができれば、肌がうるおい続けるということ。具体的には、どうすればいいのでしょうか?
東條:「資生堂の研究で、ある種のアミノ酸が重要であることが解明されました。アミノ酸についてはご存知の人も多いと思いますが、人間の体の約15%はアミノ酸でできていることから体にとっては欠かせないもの。これまでも、アミノ酸を意識した食や栄養補助食品などが注目されてきましたね。
アミノ酸にはたくさん種類がありますが、そのほとんどに鏡映しの関係にある2つの立体構造があります。その2つは、D-体(D-アミノ酸)、L-体(L-アミノ酸)と呼ばれますが、実は長い間、人間のように進化した生物のなかにはL-アミノ酸だけが存在すると考えられていました。しかし、資生堂と九州大学によって、さまざまなD-アミノ酸が人間の体にあることがわかり、肌ではD-グルタミン酸というアミノ酸が初めて発見されたのです。そして、それがまさに、肌の保水バリア機能にアプローチできるアミノ酸! というのも、肌の保水バリア機能を高めるには、水分蒸散を防ぐ肌内部の細胞間脂質が大切ですが、この細胞間脂質をサポートしてくれるのがD-グルタミン酸なのです」。
D-グルタミン酸のバリア機能回復のメカニズム
しかも、このD-グルタミン酸、赤ちゃんの肌に多く存在することもわかったそう。これは、味方につけない手はありません。
とはいえ、このD-グルタミン酸、たとえばなにに含まれているのでしょうか? また、どうやって補えばいいのでしょうか?
東條:「D-グルタミン酸は自分では作ることができないので、うるおった美肌を手に入れるには補う必要があります。たとえば、食品では、特定の黒酢、納豆、ヨーグルト、チーズなどを食べる(飲む)こと。D-グルタミン酸は、伝統的な製法で作られた発酵食品に多く含まれていることがわかっています。しかも、口から摂取することで、肌にまで届いている可能性を示すデータもあります。ただし、発酵食品とはいっても、すべての黒酢などがD-グルタミン酸を十分含んでいるわけではないことに注意しましょう。
また、肌に塗って補うこともおすすめです。D-グルタミン酸は、肌のうるおいを貯蓄する鍵となる成分なので、積極的に毎日するお手入れ、たとえばローションなどで肌に塗ってみてはいかがでしょうか。このアミノ酸を活用して、うるおった美しい肌をぜひ手に入れてください」。
2017年は、D-アミノ酸を賢く味方につけた“新アミノ酸美容”が話題を集めそうですね。うるおいをたっぷり蓄えた肌を手に入れて、幸せオーラを放つ素敵な女性へと昇華しましょう!
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提供:
資生堂
掲載期間:2017年2月14日~2017年3月31日