間取り図だけではわからない? 失敗しない家づくりのために今から考えておくべきこと

夢のマイホームを思い描くとき、あなたは何にこだわりますか? 広々としたリビングや、開放感のある吹き抜け、それとも細部まで凝ったインテリアでしょうか? こうした憧れは、人それぞれ。でも、間取りや内装だけ形にしても、理想の住まいとは言えません。住まいづくりにも精通するAll About「家電」ガイドの戸井田さんによれば、同時に「空調」も考える必要があるのだとか。その理由や空調の選び方をさっそく聞いてみましょう。

提供:ダイキン工業株式会社

お話をうかがった方

戸井田 園子

All About「家電」ガイド:戸井田 園子

大手プレハブメーカーにて性能・デザイン・価格などを総合的に比較する技術を身につけた後、フリーに。現在は、消費者目線で家電を調査・研究し、各メディアで発信中。その豊かな見識に、業界やユーザーからの信頼も厚い。

間取りや内装と同時に、空調を考える必要性

「住まいの設計と空調プランは、同じタイミングで行うのが基本です」と、戸井田さん。その理由とは何なのでしょうか。

戸井田さん(以下敬称略)「間取りと空調プランは密接な関係があります。たとえば“吹き抜けのある開放感のある家を建てたら、暖房が効きにくかった”とか“日当たり抜群の大きな窓を採用して、家族がくつろげるリビングをつくったはずが、夏は窓際が暑すぎて長時間くつろげなかった”といった失敗事例も、耳にすることがあります。このような失敗をしないためにも、空調プランを合わせて考えることが大事ですね」

なるほど、部屋の広さやつくりによって、適した空調のタイプや設置位置などが変わってくるということですね。 戸井田さんによると、同じように空調プランを疎かにして後悔することがあるとか。それは、室内空間の美しさを損なってしまうケースです。

戸井田「せっかく内装にこだわっても、完成後にエアコンを設置したらイメージが合わず、全体の雰囲気を壊してしまうこともあるんです。こうした失敗も、住宅設計段階から空調設計もお願いしておけば回避可能。内装にもピッタリ合う、思い通りの空調プランを導入できますよ」

つまり、快適さと美しさを両立させるなら、家が完成してからエアコンを買う、という、いままでの考え方を変えることをおすすめします。それぞれにとっての理想の住まいは、家の設計と空調プランを同時に行うことで完成するのです。


あなたの理想の住まいにマッチする空調プランは? >>

住まいの完成後にエアコン設置を検討する人も少なくありません。でも実際は、住まいづくりを検討し始めたときこそ、空調選びのタイミング。早めに考えることが重要なのです

住まいの完成後にエアコン設置を検討する人も少なくありません。でも実際は、住まいづくりを検討し始めたときこそ、空調選びのタイミング。早めに考えることが重要なのです

空調選びのポイント1:空間との調和や美しさ

それでは、具体的にどんな空調があるのかを考えてみましょう。一般的な壁掛形エアコンは白くて大きく、目立ってしまってお部屋の印象をくずしてしまう場合も。せっかく間取りと空調をイチから考えるのだから、室内空間の美しさにはこだわりたいものです。そうすると挙げられるのが、ふたつの方向性。まずひとつは、できるだけエアコンを隠し、存在感を消してしまう方法です。

戸井田「エアコンは壁に掛けて設置するものと考える方も多いと思いますが、天井埋込形壁埋込形といった、天井や壁に埋め込むビルトインタイプの室内機も存在しているんです。これなら見えるのは風の吹き出し口だけで、壁や天井がすっきり見えますよ」

そしてもうひとつは、隠すのではなく“魅せる”ことができる、デザイン性に優れたエアコンを導入する方法。美しい家具やおしゃれな雑貨のように素敵なエアコンなら、こだわりの内装をさらに魅力的に演出できるんです。そこでおすすめなのが『ダイキンエアコン UX』。左右両端の厚みを抑え、曲線を基調としたデザインは、これまでの壁掛形エアコンとは一線を画す仕上がりだと思います。

空気と空間をデザインするエアコン >>

クール、シック、ナチュラル……。さまざまなテイストに調和しながら存在感を放つ『ダイキンエアコン UX』

クール、シック、ナチュラル……。さまざまなテイストに調和しながら存在感を放つ『ダイキンエアコン UX』

戸井田「極限まで厚みを抑えながら、柔らかな風をイメージして設計された曲線フォルムは、さまざまなテイストのお部屋にもよくなじみます。カラーはホワイトとシルバーがあり、いずれも上質な印象。特にシルバーは、シンプルでモダンな空間などにしっくりくると思います。停止時は、風の吹き出し口が前面のパネルに隠れるので、佇まいも本当に美しいですよ」

ちなみに、『ダイキンエアコンUX』は、『システムマルチ』と呼ばれる室外機1台に、最大5台までの室内機を接続できるシステムを採用しています。配管も埋め込みが可能なのでスッキリ。戸外に室外機がずらずらと並ぶこともなく、住まいの外観を損ないません。

建築家から、住まいづくりのアドバイス >>

空調選びのポイント2:より快適な空間の実現

エアコンと床暖房を上手に使い分けてくれる『システムマルチ』なら、より心地よく過ごせます

エアコンと床暖房を上手に使い分けてくれる『システムマルチ』なら、より心地よく過ごせます

美しいエアコンは導入したいと思いながらも、「デザインだけに特化していて、快適性は大丈夫?」なんて不安を抱く人もいるかもしれません。特に、エアコン暖房は「足元が冷える」といった不満も抱かれがちなので、気になるところ。とくに吹き抜けを採用したお家には、暖房気流が床まで届かず、大きな不満だと思います。でも、ご安心ください。『ダイキンエアコン UX』のすごい点は、床暖房とセットで導入できることでもあるんです!

戸井田「床暖房も接続できるのを知って、“これはいい!”と思いました。わが家の床暖房は、エアコン用の室外機と別にもう1台、給湯機が並んでいますが、『システムマルチ』であればエアコンも床暖房も室外機は1台にまとめられます。さらに、エアコンと床暖房が連動するのもポイントですね」

たとえば運転を開始したときなら、開始直後はエアコンメインで素早く空間を暖めます。そして室温が安定すると、床暖房にパワーの多くを切り替え、足元からじんわり暖めることができるんです。これなら、賢くパワーを使い分けられるので効率的ですね。

夏は、室外機のパワーをすべてエアコンに使って冷房運転を行うことももちろんできます。『ダイキンエアコン UX』に床暖房をプラス。この組み合わせなら一年中、快適に過ごせるのでおすすめです!

実際に見て、触って実感! 体験型ショールーム『フーハ』へ

より具体的な空調のつくり方や、『ダイキンエアコン UX』のデザイン性をもっと詳しく確かめたいという方は、ショールームで実物をご覧になってはいかがでしょうか。ダイキン ソリューションプラザ『フーハ』は、体験型のショールーム。イベントや見学ツアーなども行われているので、ぜひチェックしてください。

戸井田「空気に関することを遊びながら学べるので、お子さんも楽しめます。『フーハ東京』であれば、その周辺には住まいづくりに役立つショールームなどもいくつかあるので、ハシゴもおすすめです。実際に目にすることで、プランや予算組みをより具体的に固めることができると思いますよ」

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ダイキン ソリューションプラザ『フーハ』

ダイキン ソリューションプラザ『フーハ』