中国人の多くがもっている銀聯カード!

不況で海外からの観光客が減るなかで中国人だけは増え続けています。09年春には韓国、台湾からの旅行客が3割程度減ったのに対して、中国人は約3%増えたといいます。

その中国の観光客たちが日本に持参するカードが銀聯カードです。このカードは銀行口座と直結したカードで、買い物すると、その金額がそのまま銀行口座から引き落とされるというもの。いわゆるデビットカードです。

18億枚以上も発行される中国第一のカード!

なぜ、クレジットカードではないかというと、中国では信用情報機関のネットワークが未発達なために個人に信用を付与することができません。そのため、審査不要のデビットカードが普及したというわけです。

銀聯(本拠・上海)は、このデビットカードのシステムを運営する組織で、中国人民銀行の主導で02年に設立されました。現在、銀聯カードは中国で18億枚以上発行されるもっともメジャーなカードとなっており、中国人の生活になくてはならない決済ツールです。

銀聯カードなら外貨規制の縛りを超えて利用できる!

銀聯カードは国内だけでなく海外でも威力を発揮します。中国では海外旅行の時に持ち出せる外貨が5000米ドルまでと決まっています。しかし、銀聯カードをもっていれば、その規制に縛られることなく、自分の預金の範囲内で、いくらでも買い物ができるため、団体で訪れる中国人の多くが便利に使っているというわけです。

しかも、ここ数年、中国の経済の発展は驚異的で、富裕層も増えているため、海外で落とすお金の額も半端でなくなっています。日本の大都市や観光地でも中国人は上得意客として通っており、かれらの落とすお金を取り込もうと百貨店や土産物屋は躍起です。

百貨店、大手家電量販店、テーマパーク、ドラッグストアが加盟店に名乗り!

中国人が日本にやってくる主な目的は買い物といわれています。とくに大手家電量販店や秋葉原の家電店に来る団体客はデジタル家電が目当てで、最新型のデジカメやDVDを買いあさっていきますが、その際、銀聯カードを使って買い物しようとします。また、三越や伊勢丹、高島屋といった大手百貨店でも化粧品でのまとめ買いで大金を落としていくのが中国人であり、彼らも決済に銀聯カードを使います。さらに観光地やテーマパークでも、銀聯カードへの要望は強いものがあります。そのため、多くの店では積極的に銀聯カードの加盟店になろうとしています。