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銀行の新戦略 新型店舗ぞくぞく登場(2ページ目)

店舗の統廃合も一段落…。銀行の次なる戦略は新型店舗の出店。従来店とはここが違います。

執筆者:大寺 由紀子

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●三井住友銀行

三井住友銀行は、資産運用・住宅ローンなどのコンサルティング業務に特化した「SMBCコンサルティングプラザ」を展開・増設中。コンサルティング業務に限り営業時間を延長し、平日の夜間や休日も営業している店舗が多く、平日昼間に銀行に出向くことができない客層の取り込みを強化。そのかいあってか、三井住友銀行の投資信託販売高は、大手銀行の中ではダントツトップ。今後も「SMBCコンサルティングプラザ」の設置を強化するとのことです。

●りそな銀行

昨年、リなそ銀行では、受付窓口カウンターを撤廃し事務スペースを大幅に縮小した新型店舗をオープン。従来、カウンターで行員が処理していた公共料金の支払いや振込み等の事務を、専用の機器を利用せずATMを利用して顧客もしくは行員が行うという形式の軽量店。機器の設置スペースだけでなく事務コストの削減にもつながるとか…。住宅ローン等の個人取引に重点を置いた通常店舗の10分の1程度の広さの軽量店舗の展開や平日の窓口営業時間延長等、がけっぷちからの復活にかけるりそな銀行の新型店舗の評判やいかに?


●新生銀行

他の都銀に比べると極端に店舗数が少ない新生銀行ですが、ATM利用手数料無料・高金利定期預金・他行宛てネット振込無料(回数制限あり)等、いち早くリテールサービス強化に取り組んできた銀行です。

2004年12月には有人軽量店舗「新生バンクスポット」を銀座にオープン。「新生バンクスポット」は、ATM・ネットバンキング用PC・コールセンター直結のIPフォン等を備え、従業員は2-3名という軽量店舗で、今後100店舗程度を展開予定とのこと。既存店舗が少ない分、出店に際しても機動的な戦略をとることができる様子…。こうした軽量店の増加に伴い、新生銀行の自行ATMも増えれば、ユーザの利便性はますますアップしますね。


リストラ一辺倒だった大手銀行ですが、リテールおよび中小企業向けサービス強化に向けて、各行とも様々な店舗戦略で営業拠点の拡大に転じています。銀行も本当の意味でサービス競争の時代に突入してきたということでしょうか。ユーザとしてはサービスが向上し使い勝手が良くなるのは嬉しいですね。週末にATMが稼動せずお金がおろせなかった一昔前が懐かしい…。

各行の詳細はこちらから。
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