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生体認証ATMの行方(2ページ目)

偽造されにくく安全性が高いとされる生体認証キャッシュカード。認証方法には「指方式」と「手のひら方式」があり、互換性はありません。今後の規格はどうなるの?

執筆者:大寺 由紀子

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生体認証
生体認証、究極のセキュリティ?
現在のところ両方式には互換性がなく、2方式が併存したまま普及すれば、利用可能なATMが制限される等、ユーザサイドの利便性がセキュリティーの犠牲になる可能性が。

生体認証、規格争いの行方


地銀でもすでに生体認証を導入済みの銀行もありますが、大手銀行を中心とした両陣営(「手のひら静脈方式」と「指静脈方式」)の様子見といった銀行が多いのが現状。

こうした状況下、みずほ銀行と三井住友銀行が、生体認証ATMを日本郵政公社と相互開放するというニュースが。2006年10月サービス開始。これまでは、各行の生体認証キャッシュカードは発行銀行のATMでしか利用することができませんでしたが、国内最大のATM網を有する郵貯とみずほ・三井住友銀行が相互乗り入れすることによって、キャッシュカードの利便性は一気に高まることになります。

今回の相互解放は生体認証カードの普及に一役買うことは間違いありませんね。また、「指」優勢の気運が高まれば、規格統一や両方式の互換性を検討するという流れにもなるかも?期待したいですね。

各行のATM情報はこちらから。
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