Excelファイルを利用する「POI」とは?


本連載の前回記事で、PDFファイルを作成する「iText」について取り上げました。PDF以外にも、パソコンではさまざまなファイルが使われています。特に、ビジネスシーンで多用されているものといえば、Microsoft Excelのファイル(xlsファイル)でしょう。Excelは、現在、もっとも広く使われているオフィスソフトの一つですし、このファイルは半ば汎用フォーマットとして利用されています。

このExcelのファイルをJavaから利用することは? もちろん、ファイルを解析してフォーマットに沿って読み書きすれば可能……ですが、これはかなり大変な作業で現実的ではありませんね。こういうときこそ、そのためのライブラリが役に立ちます。

現在、Excelファイルの読み書きを行うライブラリとしては、Apache Software Foundationによる「Apache POI」がもっとも広く用いられているでしょう。このPOIを使えば、Excelのファイルを読み込んで中身をJavaのプログラムに移したり、Java内で作成したデータをExcelファイルとして保存したりすることができます。

POIは、現在、以下のサイトで配布されています。

http://poi.apache.org/

が、日本語に翻訳されたサイトもありますので、こちらのサイトを利用するのもいいでしょう。

http://poi.terra-intl.com/
POIの日本語Webサイト。「POI 3.0」のところにあるリンクからダウンロードページに移動する。


ここから、一番上にある「POI 3.0」という項目の「POI 3.0 リリースバージョン ダウンロード」というリンクをクリックすると、ダウンロードのページに移動します。

ダウンロードページ。ここからミラーサイトのリンクをクリックする。


ここに、ダウンロードするミラーサイトがずらっと表示されます。どれでもいいので、リンクをクリックしてください。そのサイトのダウンロードページに移動します。ダウンロードのページには「bin/」「src/」といったフォルダのリンクが表示されるので、「bin/」をクリックしてください。これが、バイナリーファイル(完成したライブラリファイル)のまとめられているばしょです。

「bin/」をクリックすると、バイナリファイルが一覧表示される。


ここから、「poi-bin-3.0-FINAL-20070503.zip」というファイルのリンクをクリックしてダウンロードをします。tar.gzファイルもありますが、どちらも中身は同じです。また、この記事を書いている現在の最新版をベースに説明していますが、時の経過とともに最新版のバージョンも変わっていくことでしょうから、その時々の最新版を使うようにしてください。

ダウンロードしたZipファイルを展開すると、フォルダの中に各種のドキュメントともに3つのJARファイルが作成されます。

poi-3.0.2-FINAL-20080204.jar
poi-contrib-3.0.2-FINAL-20080204.jar
poi-scratchpad-3.0.2-FINAL-20080204.jar

これらが、POIのライブラリファイルです。これらを、使用しているJDK/JREのクラスパスが通っているディレクトリにコピーしてください。なお、これらもバージョンがあがるについれファイル名等は変更されますので、ダウンロードしたファイル内に入っているファイルを確認して利用してください。