夏になると、やっぱり口にしたくなるのは、涼風デザート。韓国で「夏の涼風氷菓」と言えば、真っ先に思い浮かぶのがパッピンスです。毎年7月になると、街の市場や屋台、カフェやファーストフードにお目見えするパッピンスは、子供たちからお年寄りまで世代を越えて幅広く親しまれています。韓国で夏の一時をパッピンスで和んでみませんか?

トッピングがバラエティで可愛いパッピンス

トッピングがカラフルで可愛い
パッピンスの「パッ」とは小豆、「ピンス」は氷水という意味で、カキ氷です。日本のカキ氷が、砕いた氷の上に、イチゴやメロンなどのシロップや練乳というシンプルなトッピングであるのに比べ、パッピンスは大量のカキ氷が盛られた上に、小豆あん、金時、果物、寒天、コーンフレーク、ナタデココや生クリームまたは、アイスクリームといったバラエティに富んだトッピングでカラフル色合いも可愛いのが特徴。見た目は、パフェなどに似ているかもしれません。最近では、緑茶ピンスや紅茶ピンスという韓国でのお茶ブームを反映したメニューもアレンジされています。街角の市場から、ファーストフード店やおしゃれなカフェまでどこでも楽しめるパッピンスですが、ガイドが実際に食べて美味しかったおすすめをご紹介したいと思います。

おすすめパッピンス

ヨーグルトアイス専門店のRed Mango(レッドマンゴ)はマンゴーをイメージした赤い丸とオレンジ色の店名ロゴが目印(写真は三成洞COEX店)
まずは、ヨーグルトアイス専門店RED MANGO(レッドマンゴー)ユジャ(柚子)ピンス。控え目な甘さのヨーグルトアイスとフレッシュフルーツの味が絶妙です。この他にも、グレープフルーツ風味、オレンジ風味もあります。

続いては、ソウルの繁華街を中心に店舗展開をしているベーカリーカフェMIGO(ミーゴ)ベリーピンスです。ブルーベリー、ブラックチェリーや、すいか、キウイフルーツなど旬の果物をふんだんにトッピングしたフレッシュでヘルシーな一品。

そして、日本でもおなじみロッテリアの緑茶ピンスにも一票です。見た目は地味でシンプルな感じですが、ボリュームは満点。値段は2,500ウォン(日本円で約250円)と安く、まろやかなアイスクリームの味と抹茶パウダーの組み合わせがグッドです。

ガイドもイチオシのRed Mangoのユジャ(柚子)ピンス。好みで選べるフルーツソースと柚子の程よい甘さが絶妙
アイスクリーム専門店やカフェのパッピンスは、フルーツをメインにしたものが多く、トッピングも自分の好きなものを選べるなど嬉しいサービスもあります。カフェの高級志向のパッピンスから屋台やファーストフードの庶民的なパッピンスまで、お好みに合わせてどうぞ。

驚き? 韓国流パッピンスの食べ方

さて、そんなパッピンスを初めて食べる人が必ずと言って驚くのが、食べ方です。カキ氷の場合、外側から一口ずつスプーンですくうように食べるという感覚ですが、パッピンスは違います。それは、食べる前にトッピングとカキ氷全てを写真のようにまんべんなくかき混ぜてしまうのです!どうですか?可愛い姿で盛り付けられていたパッピンスがこんなにも姿を変えてしまうのですから。

全部混ぜて食べるのが美味しいというパッピンス
皆さんもご存知のように、韓国料理のビビンパは、ご飯の上に肉や野菜の和え物が乗っています。やはり、ビビンパを食べる時、私達はかき混ぜて食べますね。韓国では、このようにトッピングがされた料理は、混ぜ合わせて食べるという習慣があり、パッピンスも例外ではありません。もちろん、そのままで食べても美味しいですが、なるほど、混ぜて食べて見ると、トッピングのそれぞれの味がいい感じで合わさって、甘味を引き立ててくれます。慣れていないと敬遠してしまうそうですが、ここは旅のチャレンジ精神を発揮して、韓国流の食べ方で試してみてはいかがですか?

暑い中での観光の途中や、ちょっとさっぱりしたい時にぴったりのパッピンス。一度食べたら、美味しさにはまってしまうかもしれませんが、くれぐれも食べ過ぎには気を付けてくださいね。

※2006年8月現在 100ウォン=約12円
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