ラー博全景・昭和の夕暮れの町に新店登場 |
※この記事は2004年8月の情報です。メニューや料金は変更になる場合がありますので、ご了承ください。
ふくちゃんが素通りさせぬ店の味
看板のキャッチフレーズは常連さんがふくちゃんラーメンに捧げた言葉 |
とはいえ、順伸さんは普通のサラリーマンで、ラーメン作りの経験はありませんでした。会社の帰りに毎日店に通い、先代からつきっきりで指導を受けたといいます。「繁盛しているお店なので、自分に代わったから味が落ちたとは言われたくなかった」と努力した結果、再び人気を取り戻しました。看板に書かれている「ふくちゃんが素通りさせぬ店の味」は、常連客がふくちゃんラーメンに捧げた言葉。人気のほどをうかがわせるエピソードです。
しかし、人気が出るにつれ、お店には長い行列ができ、近隣からクレームが出はじめたのです。そこで、2代目夫婦は苦悩の末、移転を決意しました。博多から車で30分ほどかかる閑静な住宅街、電車も通っていない不便な場所でひっそりと営業をはじめました。そこは余計な気苦労がなくなり、ラーメン作りに集中できる場所でもあったのです。ふくちゃんラーメンを食べるためにそこへ行く、「わざわざラーメンを食べに通う店」として新たな地位を築いたのでした。
苦悩の末にラー博出店決定!
現在、ふくちゃんラーメンを切り盛りしているのは3代目となる順伸さんの息子伸一郎さん。店を継ぐ決心をして修行していたある日、順伸さんが突然倒れたのです。突然の事態に、兄弟の美子さん(長女)と伸江さん(次女)も手伝うこととなりました。家族の熱い思いがこもったラー博店の入り口 |
そんな家族の熱い思い、そして12年もかけて交渉したラー博の熱意がこもっている「ふくちゃんラーメン」。どんな味なのでしょう。続きは次ページへ! (引っ張ってすみません……)