落ち着かないと敬遠しがちな渋谷にみつけた、いわゆる“隠れ家的”なホテル「アリマックスホテル渋谷」。
ロケなどにも使われるバーや会員制クラブなども、上手に利用すれば“大人の渋谷”復権の日も近い。
<CONTENTS>
●青の部屋
ネオクラシック調スウィート…1
●赤の部屋 英国調スウィート…2
Bunkamuraから5分
「ポーギーとベス」上演を知らせるBunkamura通り。これからの季節はことに並木も美しい |
周囲はお屋敷街で知られる松濤(しょうとう)。観世能楽堂やNHK放送センターもすぐ近くだ。 渋谷駅からは15~20分ほど歩くが、逆に環境には恵まれている。
ホテルのコンセプトは「ブリティッシュ・マインド」。つまり英国紳士の気風を大事にしている。木製の回転扉を入ると、ロビー左手にレセプションが。カウンターではなく、テーブルでチェックイン。
重厚な扉にはこうしたレトロタイプの鍵がよく似合う |
どっしりとした木製のドアを、レトロなデザインの鍵であけると…。
青の部屋・ネオクラシック調のスウィートで
リヴィングからベッドルーム(奥)を見る。 ドアを閉めてしまうと寝室があることを感じさせない |
こちらのインテリアは、ベージュを基調にしたネオクラシック調。初代オーナーが揃えたという家具やベッドカバーのシックな色合いが、落ち着いた気分にさせてくれる。
ケーブルテレビが完備されているので、映画などをゆっくり見るのもいい。
木製の重量感ある扉を閉めると、リヴィングと寝室は完全に遮断され、静かな時間が流れていく。
皮にも似た独特の肌触りがあるカバーのかかったベッドは、シングル仕様ながらたっぷりとした広さがある。
カーテンはスイッチ一つで開閉可能。
サイドテーブルはよく見るとチェス盤になっていた。こうした細かいところにも英国趣味へのこだわりが表れている。
ルームサービスのフード・メニューは21時半で終了だが、ドリンク類は平日なら午前0時まで受け付けている。
備え付けの冷蔵庫や、インスタントながらお茶、コーヒーのセットもあり、安心して部屋で飲み直せそうなのもありがたい。
余裕たっぷりのシャワーブース付バスルーム
この寝室からバスルームへと続く場所には、1泊にはもったいないほどのウォークイン・クローゼットがあった。そして一転、光いっぱいのバスルーム。シャワーは、ミクロ、スプレー、うたせなどがセットされたシャワーブースだ。
鏡を立体的に配置した洗面所には、2人同時に使えるだけのかなり余裕のスペースがある。
有線のボリュームをあげて、いつもより時間をかけてシャワータイムをすごしてしまいそうだ。
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