■5賃貸アパート・マンション…安全度☆ 安価度☆☆
敷金・礼金・保証金・手数料それに引越し代をかけて別居に踏み切るのですから、自分が働いている等でその後の生活費のあてもある方ですね。ただ、無職で仕事はこれから探すという人が、虎の子の僅かな蓄えを注ぎ込んで、あせって別居に踏み切るというのはNGです。この場合引越しでかかる費用以外に半年から1年分の生活費の蓄えがないと、行き詰ってしまうことも考えられるからです。また相手から身を隠したい場合は住民票は移さないほうがよいです。ただお勤めをしている場合は、尾行されたら終わりですね。
■6 不倫相手のマンション…安全度☆ 安価度☆☆☆
これもオススメはできません。配偶者が探偵を手回しして不倫の証拠をとるでしょう。そうすると、調停・裁判となった時、お金の面で非常に不利になります。「悪いのは自分たち、出せという金は出します」、という覚悟があればこれもありですが。
■7 公的・民間の母子生活支援保護施設、(駆け込み)寺…安全度☆☆☆ 安価度☆☆☆
こちらは各自治体や地域によってそれぞれなので、問い合わせしてみるといいですね。離婚が成立していないと入れない場合があったり、施設によって制約がいろいろ違うようです。(駆け込み)寺もその寺によって受け入れ態勢がいろいろのようです。
■8 観光地・温泉場のホテル、旅館、ペンション…安全度☆☆ 安価度☆☆☆
これは奥の手です。あまり大きな声で提案はできないのですが、こういう道もあります、ということで、もしかしたらビンゴ! という方もいらっしゃるかも知れませんので、加えておきます。何と言っても住み込みでお金を稼ぎながら風光明媚ないわば非現実世界で別居ができる点がよいです。
ただ黙って行ってしまうと捜索願を出されたりして周囲の人に大変な迷惑をかけてしまいます。その辺説得するなり、きちんと説明するなり対処が必要です。5年以上生死が不明だと相手にその気があれば合意なしに離婚が成立してしまいます。
いかがでしたか? 安全度・安価度ともにパーフェクトなのは自分の実家と公的機関ですね。別居することで、離婚にせよ、修復にせよ、二人の未来が今よりも良い方向に作用することを願って止みません。
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