前回は「
水戸の梅まつり」をご紹介しましたが、今回は偕楽園で観梅を楽しんだあとに巡ってみたい、水戸のアートスポットをご紹介したいと思います。その際に利用すると便利なのが、市内の観光スポットを回る市内周遊バス「漫遊バス」。運行日は、梅まつり開催中の土日、つまり、2/24(日)、3/1(土)・2(日)・8(土)・9(日)・15(土)・16(日)に限られていますが、何度乗っても無料なので、上手く使いこなせば、水戸市内をオトクに周遊できそうです。
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ボンネットバス助さん、格さん号 |
助さん号、格さん号と命名された2種類のボンネットバスはいずれも昭和40年代に製造された、昔懐かしいボディが魅力。今ではなかなかお目にかかれないレトロなバスに乗って、途中下車しながらのんびり旅をするのもよさそうですね。
現代アートの美術ギャラリーを有する水戸芸術館
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らせん状のタワーが目印の水戸芸術館 |
今回は、偕楽園から助さん号に乗って約25分、「水戸芸術館」を訪れてみました。こちらは、市制100周年を記念して開館した文化施設。高さ100mの空に向かって伸びるらせん状のシンボルタワーが印象的です。表面は57枚の正三角形のチタンパネルで覆われていて、それぞれ角度の異なるパネルが、刻々と変化する光や風景を移し出します。
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展望室の内部はこんな感じです |
高さ86.4mの場所には展望室が設けられていて、水戸市街を見下ろす絶好のスポットです。円筒状のガラス張りエレベーターに乗って約1分30秒ほどで展望室に到着。潜水艦の中にあるような丸い形の窓から外を眺めると、「偕楽園」や「千波公園」などが眼下に広がります。
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マイスターの称号をもつ日本人の手による国産のパイプオルガン |
芸術館のなかに入ると、エントランスホールは2階までの吹き抜けになっています。2階部分には大きなパイプオルガンが設けられていて、週末には「プロムナード・コンサート」が開かれて、誰でも自由に演奏を楽しむことができます。
芸術館のなかには、音楽や演劇の拠点として利用されるコンサートホールや劇場のほか、美術鑑賞が楽しめる「現代美術ギャラリー」があります。大きさ、光の状態、縦横の比率がそれぞれ異なる9つの展示室の連続で構成されています。展示スペースのユニークさもさることながら、企画展の多様さでも知られています。
次ページでは、現在開催中の企画展をご紹介します。日本を代表するモダンアート作家のおよそ8年ぶりとなる大規模な個展。期待が膨らみます! 詳しくは
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