一人旅/一人旅におすすめのスポット

かぐわしい香りに誘われて水戸の梅まつりへ(3ページ目)

2月も下旬ともなると、確実に春の足音が聞こえてきます。春の到来を告げる花といえば、やはり梅。今回は関東の梅の名所として名高い、茨城県水戸へ観梅に出かけてみました。もちろん梅スイーツも盛り沢山です!

塩田 典子

執筆者:塩田 典子

一人旅ガイド

知らなかった梅の銘菓が続々登場!

北乃寮
「みやびの梅」(1個210円)
次にご紹介するのは、江戸時代の嘉永5年に梅干の製造を行う漬物商として創業後、2代目より郷土色を生かした菓子の製造に移行したという「亀印製菓」。こちらでは「水戸の梅」「のし梅」に加えて、オリジナリティのある梅のお菓子を作っています。

そのひとつが「みやびの梅」。蜜漬けした青梅を丸々1個、白餡と求肥で包んだもの。コロンとした青梅を思わせる形がとってもキュート。爽やかな薄緑色も早春を感じさせます。こちらは、第20回菓子博覧会で名誉総裁賞を受賞したお菓子だそうです。


北乃寮
「梅ふくさ」(6個入り735円)
もうひとつが「梅ふくさ」。赤しその葉でくるんだ白餡を、さらに羽二重餅でふんわりと包んだお菓子です。薄桃色の羽二重餅は花びらのようにも見え、まるでほころびかけた紅梅のよう。

梅のお菓子のほかにも、茨城県産の栗を使った羊羹やかのこ、スイートポテト、おまんじゅう、そして洋菓子と、種類も豊富なので、梅の苦手な方はこちらをどうぞ。


北乃寮
日本だけでなく世界のお菓子文化に触れることができる、お菓子博物館
本店には「お菓子博物館」が併設されているので、買い物がてら立ち寄るのもよさそうです。こちらでは、世界各国の伝統菓子から、水戸三公(光圀、斉昭、慶喜)にちなんだ日本の菓子、懐かしい和菓子まで、幅広く展示紹介しています。入場料は大人500円ですが、200円のお菓子券が付いているので、ちょっと得した気分に。「お菓子博物館」からは、実際にお菓子を製造している製菓工場の様子も見学することもできます。

亀印製菓
・住所:茨城県水戸市見川町2139-5
・TEL:029-305-0310
・地図:Yahoo!地図情報
・開園時間:9:00~20:00(お菓子博物館は入場16:30まで)
・定休日:無休
・交通(電車):JR常磐線水戸駅からバスで約25分、市民球場前下車、徒歩3分

今回は代表的な2つの梅銘菓のお店をご紹介しましたが、水戸商工会議所では「梅色未来」という水戸の梅土産ブランドを立ち上げ、地元メーカーの協力を得て商品開発を行っています。こちらも要チェックですね!

【関連サイト】「梅色未来

梅の時期になると、水戸のあちこちのお菓子屋さんで梅のお菓子が発売されるそうで、梅まつりの期間になったら、私も足を運んで探してみたいなと思います。味わいも各店舗それぞれなので、皆さんも自分のお気に入りを見つけに、訪れてみてはいかがでしょうか?
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます