鳥取が生んだ写真界の巨匠・植田正治写真美術館へ
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のどかな風景のなかに突如現れるコンクリート打ちっ放しの建物。時間の経過とともに印象も変わっていきます |
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モノクロ作品が整然と並ぶ展示室。ほぼ3ヶ月ごとにテーマを変えた展覧会が開催されている |
来年1/21まで「UEDA-CHO:写真するよろこびの軌跡」展を開催中。初期から晩年にかけての70年に撮影された代表作を一堂に集めたもの。常に新しさを追い求めてきた姿勢を作品に垣間見ることができます。
秀峰大山を写真作品のように楽しむ
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効果的に配された窓からは、四季折々に表情を変える大山と周囲の風景が望めます |
作品を鑑賞するうちにいつしか夕暮れどきに。帰るころには空が薄いラベンダー色に変わり、美術館の建物は幻想的な雰囲気に包まれていました。
自然さえも作品のひとつにしてしまう山陰のアートスポット、いかがでしたか? 電車の本数が少ないので、うまく乗り継ぐことが何よりも大切。予め時刻表で調べてから訪れることをおすすめします。地方の美術館には東京の美術館にはない魅力がたくさんあるのだと、改めて実感した旅となりました。
「植田正治写真美術館」
・住所:鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
・地図:Yahoo!地図情報
・TEL:0859-39-8000
・営業時間:9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
・定休日:火曜(祝日の場合は翌日)、12/29~1/1
・入館料:大人800円
・交通(電車):JR伯備線岸本駅からタクシーで約5分