ランチはサツマイモ尽くしのミニ懐石を
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陶器店ならでは、選び抜かれた器がサツマイモ料理と美しくマッチして、目でも舌でも楽しめます |
明治26年に建てられた蔵造りの建物が印象的な「陶舗やまわ」の喫茶コーナー「陶路子(とろっこ)」。ランチに登場する「さつまいもミニ懐石」(1,890円)が、女性に大人気です。さつまいもおこわをはじめ、サツマイモにひと手間かけた手作りの料理が少しずつ小皿に盛られていて、食べるのが楽しい一品です。食前酒のカクテルからデザートまで、全10品すべてサツマイモ尽くし! 陶器店直営なので、器選びにもこだわりが見られ、料理と器のマッチングも見どころのひとつです。
「
陶路子」
・住所:川越市幸町7-1
・地図:
Yahoo!地図情報
・TEL:049-226-1065(陶路子)049-222-0989(やまわ)
・営業時間:10:00~17:00
・定休日:不定
・交通:西武線本川越駅から徒歩16分
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寛永年間に川越城主・酒井忠勝が建てた「時の鐘」。現在の鐘楼は明治26年の川越大火の翌年に再建されたもの |
「陶路子」から2~3軒先に右に入る道があり、すぐのところに高くそびえる鐘楼が見えます。これが、川越のシンボルといわれる「時の鐘」です。寛永年間に建てられたものが最初で、その後川越の大火を経て再建されましたが、およそ400年の間、時を知らせ続けています。三層構造の塔は高さ約16m。現在は1日4回(6時、12時、15時、18時)、鐘の音を響かせています。
江戸時代から続く菓子屋横丁をのぞく
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駄菓子屋さん、お団子屋さん、たい焼きやさんなど、素朴な店が立ち並ぶ「菓子屋横丁」 |
一番街にある「蔵造り資料館」を過ぎたあたりから路地に入っていくと、下町風の駄菓子屋さんやお団子屋さんが軒を連ねる「菓子屋横丁」が現れます。歴史は古く、江戸中期に2、3軒の菓子屋があったのが始まりで、大正期には関東大震災で被害を受けた神田や浅草の問屋さんに代わり、駄菓子を製造供給し始め、昭和初期には約70軒が軒を連ねたといいます。今は店舗数は減ったものの、当時の面影を残しています。横丁には手作りアメや団子の香りが漂い、昔懐かしい店構えに、知らず知らずのうちに引き寄せられてしまいます。
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「かわしま屋」のたい焼き1個100円~。紫芋あんほか、胡麻あん、チーズあん、つぶあん、カスタードあんなど、種類はいろいろ |
芋どうなつ(6個入り420円)が名物の昭和13年創業の「稲葉屋」、芋羊羹(210円)が名物の大正初期創業の「菓匠 かとう」、紫芋あんたい焼きもある「かわしま屋」など、菓子屋横丁にもサツマイモ菓子を次々に発見!!
ここでは紹介しきれませんが、サツマイモを使った商品は、まだまだいっぱい! まさに川越は、サツマイモワンダーランドといっても過言ではないでしょう。食欲の秋だからこそ、太るのなんて気にせずに、とことん味わってみてはいかがでしょうか?
「菓子屋横丁」
・住所:川越市元町2丁目付近
・交通:西武線本川越駅から徒歩20分
「稲葉屋」
・TEL:049-222-2513
・営業時間:9:00~18:30
・定休日:不定休
「菓匠 かとう」
・TEL:049-222-0920
・営業時間:10:00~17:00
・定休日:月曜
「かわしま屋」
・TEL:049-224-1636
・営業時間:10:00~不定
・定休日:月曜、7・8月