FOMAカードリーダーの使い勝手は?
さて気になるFOMAカードリーダーとしての使い勝手を紹介していこう。FOMAカードリーダーはPL-CR101U本体の側面に備えられており、挿入するとFOMAカードが出っ張った形になる。FOMAカードをリーダーに入れっぱなしにするということはまずないので、この点については問題ないだろう。PL-CR101UにはWindows専用のSIM編集ソフトが付属しており(microSDカードリーダーとしてはMacでも利用できる)、FOMAカードに保存した電話帳データを編集できる。ちなみにこのSIM編集ソフトはサポート対象外とのことだ。
FOMAカードを挿入したところ。microSDカードとは違って出っ張ってしまうが、挿しっぱなしにすることはまずないので実用上の問題はない | PCのUSB端子に接続してから、付属のSIMカード編集ソフト「SIM card editor 3.0」を起動 |
PL-CR101U本体にFOMAカードを挿入し、インストールしたSIMカード編集ソフト「SIM card editor 3.0」を起動すると、あらかじめ携帯電話の内蔵メモリーからFOMAカードにバックアップしておいた電話帳データが読み込まれる。データは名前と電話番号のみとシンプルだ。ウィルコムの「W-SIM」なら名前と電話番号、メールアドレスをバックアップできるのだが、その点は残念なところ。
SIMカード編集ソフト「SIM card editor 3.0」を起動したところ。FOMAカードをスロットに挿しておかなければ起動できない。アドレス帳のほか、ショートメッセージの編集もできる |
「SIM card editor 3.0」で読み取った後で、PC上でメールアドレスや備考などを記入することはできる。だがそのデータをFOMAカードに保存できるわけではないので、あくまでも“おまけ的”なものとして考えた方が無難だ。「餅は餅屋」ならぬ、「ケータイデータのバックアップはデータ編集ソフトで」といったところだろうか。FOMAカードや海外携帯電話用のSIMカードを読み書きできるということにどれだけの付加価値があるのかは分からないが、microSDカードリーダーとしてだけ見ても十分に使い勝手がいいという印象であった。
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ココが○ | ココが× |
・microSDカードをフタ内に収納できる ・microSDカードを入れておけばUSBメモリーとしても使える ・FOMAカードリーダー・ライターとしても使える |
・ほかのmicroSDカードリーダー・ライターに比べて少し高めだった程度 |
■関連サイト
・プラネックスのWebサイト
http://www.planex.co.jp/
・「PL-CR101U」の製品情報
http://www.planex.co.jp/product/usb/pl-cr101u/