モバイルノートPCを使っていて面倒なのが、デスクトップPCで利用しているプリンターなどの周辺機器を利用することだ。もちろん「USBケーブルを差し替えればいいだけ」とも言える。だがせっかく無線LANを使ってワイヤレスインターネット接続できるのに、わざわざケーブルを接続するというのは何となく“美学に反する”といった感じがしないだろうか。
プリンターであれば、多くの人は「ネットワークプリンターとして利用する」という解決方法を得ることだろう。だが先日サンワサプライが発売した「UWB-H300」を使えば、USB機器をワイヤレスで利用できるようになる。
サンワサプライが2007年2月16日に発売したワイヤレスUSBハブ「UWB-H300」。価格はオープンだが、同社の直販サイト「サンワダイレクト」での販売価格は4万1800円 |
UWB-H300はUSB接続のワイヤレスドングルをノートPCなどに接続すると、ワイヤレスハブに接続したUSB周辺機器を利用できる。4ポートを搭載しており、無線通信距離は最大約10mだ。ワイヤレスUSBの規格としては「USBインプリメンターズ・フォーラム」が策定した「Certified Wireless USB」が有名だが、UWB-H300はこれに準拠したものではないという。
多くのUSB機器に対応するが、スピーカーやWebカメラ、ゲームコントローラーなどアイソクロナス転送を利用する機器には対応しないとのこと。価格も同社の直販サイトで4万1800円となかなか高いが、「スマートにUSB周辺機器を使いたい!」という人は検討の価値はあるかもしれない。