出先から手軽にテレビ電話できるのが便利!
筆者が魅力に感じたのは、出張先や旅行先、単身赴任先などから手軽にテレビ電話を利用できる点だ。家族との通話や仕事での連絡以外にあまり電話を利用せず、長時間通話にも縁遠くなった筆者にとって、インターネット環境下でしか利用できないIPフォンに魅力を感じることはなかった。だが映像付きで通話できるのであれば、無線LANスポットを探して接続し、そこから通話するというのも決して面倒ではないと思える。
「携帯電話のテレビ電話を使えばいいんじゃない?」と言われてしまいそうだが、あいにく筆者の携帯電話キャリアはau。先日発表になった「DRAPE」「W47T」以外の機種ではテレビ電話機能を利用できないのだ。これら2機種に機種変更するほどの魅力を(筆者としては)感じないし、もちろんテレビ電話のためにNTTドコモやソフトバンクモバイルに乗り換えるのも面倒だしお金がかかる。携帯電話のようにどこでもテレビ電話を楽しめるわけではないが、自宅と出先のノートPCをテレビ電話でつなぐという行為自体に魅力を感じてしまう筆者であった。
本体にノイズキャンセル機能を搭載したマイクを内蔵しているので、スピーカーやヘッドホンなど音声を出力できる環境があればヘッドセットなどの機器は不要。一昔前のテレビ電話機能というと、あのテレホンオペレーターのようなヘッドセットを利用するのが印象的だったのだが、そういった面倒な、格好悪いものを使わなくてすむのはうれしい。
通話相手のPCにWebカメラが接続されていなくても大丈夫。相手の映像は見えないが、このように自分の映像(左ウィンドウの下部に表示されている)を相手に送信しながら、片方向でのビデオチャットもできる |