バッテリー駆動時間は最低10時間以上ほしい
3つめに注目したいのはバッテリーだ。小型軽量化を突き進むMP3プレーヤーは、独自の内蔵電池を採用するモデルが多い。特にHDDタイプの場合は交換すらできない場合もあるので、不意のバッテリー切れが怖い。バッテリーが交換できないモデルの場合は、できるだけ連続再生(録音)時間の長い機種を選ぼう。でないと音楽プレーヤーとして安心して使うことができない。筆者としては20時間以上を目安としたい。
シリコンタイプでは、単4形などの乾電池を採用する機種も多い。連続再生時間は10数時間程度と短いが、単4形アルカリ乾電池1本で使える手軽さといつでも手に入る安心感が魅力だ。
そのほかの機能は、挙げ出すとキリがないほど。FMチューナーとボイスレコーダー機能を搭載するモデルは、FM放送の録音もできる。時刻を指定してタイマー録音が可能なモデルなどもある。また、ライン入力端子を備えており、CDプレーヤーなどからのダイレクトエンコーディングができる機種もある。マイク入力端子ではないので普通のマイクは使えないが、アンプ内蔵マイクを接続すれば、より高音質な録音も可能。“こだわり派”ならこうした観点から選ぶのもいいだろう。動画プレーヤー機能などまで行くとかなり脱線してしまうので、そちらは割愛する。
次回はいよいよ、ICレコーダーとしても使えるMP3プレーヤーの中から、筆者が注目の機種を紹介したい。