「Let's noteシリーズ」にも指紋センサー搭載モデルが限定で登場
そのほか、モバイラーに人気の松下電器産業「Let's note(レッツノート)シリーズ」も、2006年夏モデルのA4ノート「Y5シリーズ」で指紋センサー搭載の限定モデルを発売した。ノートPCを守るセキュリティの基本は「指紋センサー」で間違いのないところだ。もちろん指紋のほかにもさまざまな生体認証技術が開発されているが、認識性能やコストなどのバランスにおいて指紋認証が一歩先を行っていると言える。
松下電器産業「Let's noteシリーズ」の直販Webサイト「マイレッツ倶楽部」が2006年6月から200台限定で予約受付を開始した「Let's note Y5 指紋センサーモデル」。指紋センサーはタッチパッド部分に搭載する |
指紋認証の魅力はログオンが手軽にできるだけではない!
では、指紋認証の魅力とは何か。一つには「パスワード入力の省力化」が挙げられる。これは毎日ノートPCを利用する人にとって特に便利な点だろう。指紋センサーを指先でなぞるだけでWindowsログオンやスクリーンセーバーロックからの復帰ができるため、毎回面倒なパスワード入力をする必要がない。
メリットはこれだけではない。これはモデルによって搭載しない場合もあるが、アプリケーション起動時のパスワードや、認証が必要なWebサイトのID・パスワードを保存しておくことで、センサーを指先でなぞるだけでこれらの入力も行ってくれる機能もある。もちろんIDやパスワードは暗号化されて保存されるので安心だ。
Windowsパスワード1つくらいなら覚えておくことができても、銀行やクレジットカードサイトなどのIDやパスワードを管理するのはかなり骨が折れる。これらを安全に管理できるというのは大きな魅力だろう。
そのほか、付属ソフトによってファイルやフォルダーの暗号化・復号化も指紋をカギにして行えるモデルもある。いつでも安心して持ち歩きたいという人には、ぜひとも指紋センサー搭載ノートをオススメしたい。