改正道路交通法が施行、携帯の罰則強化へ
改正後は「走行中に携帯電話を手で保持して通話したり、メールの送受信のために携帯電話やPDAを手で保持して注視した場合」も罰則の対象になります。基本的には、運転中に携帯電話を手に持って使うことが全面的に罰則の対象になったわけです。
反則金は大型・大特が7,000円、普通車・自動二輪は6,000円、原付・小特は5,000円。違反点数はどれも「1点」です。罰則は5万円以下の罰金。かなり重い処置になりました。
携帯電話の使用により、施行初日では3,645人、3日で6,021人が全国で検挙されました。青森県弘前市内では、運転中に携帯電話を使用して停止を命じられ逃走したとして、道交法違反の現行犯で男性が逮捕される事態も起きています。
運転中の携帯電話の使用は、注意力が低下して危険性が高まることが指摘されてきました。とはいえ、仕事で運転中でも携帯電話を使わざるをえない方も多いかと思います。そんな時はどうすればよいのでしょう。
ハンズフリーを正しく使い安全運転を
さて、改正道交法によれば罰則の対象になるのは「手で保持して通話」ですから、手で保持しなければ罰則の対象にはならないと考えられます。警視庁の「改正道路交通法Q&A」によれば、「ハンズフリー機器を使って通話すれば道交法の罰則の対象にはならないと考えられる」とあります。しかし、ハンズフリー装置を使っても、運転中の通話により注意力が低下して危険性が高まるとのレポートもあります。なるべく運転中は「ドライブモード」に設定して、通話やメールは車を停車させて使うようにしてください。
■改正道交法Q&A(警視庁)
■改正道交法施行、携帯利用での摘発は3645件(ITmedia)
■道交法大改正2004!!(Response)