「P-in Free 2PWL」は、IEEE 802.11b規格の無線LANと「@FreeD」の両方に対応したCF通信カードです。無線LANカードとPHS定額データ通信カードの2枚を差し替えて使っている人に朗報でしょう。発売は7月28日、価格はオープン価格ですが1万円半ばになる見込みです。
■無線LANと@FreeDに1枚で対応
P-in Free 2PWL |
PDAでは、CFカードのみという機種も珍しくありません。PDAで無線LANと定額データ通信を使おうとすると、2枚を持ち歩いて、必要に応じて差し替えなければなりません。やってみるとかなり煩わしいものです。
7月28日に発売される「P-in Free 2PWL」は、NTTドコモのPHSデータ通信サービス「@FreeD」と、IEEE 802.11b規格に対応した、CFカードサイズの通信カードです。付属のユーティリティーをインストールすると、PHSや無線LANの接続状況をPCの画面上でチェックできます。さらに、「無線LANが使えるところでは無線LAN。それ以外は自動的に@FreeDに接続」など、無線LANとPHSのどちらかを優先させる事もできます。
■NTTドコモの無線スポット「Mzone」セットは無し
NTTドコモは@FreeDのほかにも、無線スポット「Mzone」を運営しています。となると、「@FreeD&Mzoneセット割引」を期待したいところですが、今のところ予定していないそうです。
通信速度が速いもののエリアが狭い無線スポットと、エリアが広いものの速度が遅いPHSデータ通信サービスは、お互いの欠点を補い合う関係にあります。せっかく両対応カードを発売するのですから、「@FreeD&Mzoneコース」を設定して欲しいですね。