■話題の無線LAN、実は3種類の規格が!
現在、大半のノートPCに「無線LAN」機能が搭載されています。この無線LAN、実は3つの規格があるのをご存じでしょうか? 現在発売されている無線LAN機器には、「IEEE 802.11b」「IEEE 802.11a」「IEEE 802.11g」の3つの規格があり、それぞれに特徴があるのです。ここでは、それぞれの特徴や現状をしっかりと理解して、目的にあった無線LAN製品を入手しましょう。
■普及率No.1の802.11b、モバイルならこれ!
「802.11b」はもっとも普及している規格で、一般的に「無線LAN」といえばこの802.11bを指します。最大の通信速度は11Mbps。ウェブサイトの閲覧やメールチェックでは十分な通信速度ですが、大きなファイルのコピーや高画質なムービーの再生には能力不足気味です。ノートPCの多くが802.11b規格の無線LANを内蔵するほか、3,000円を切るPCカード製品も登場するなど広く普及しています。さらに、PCカード型やCFカード型に加えて、USBスティック型やデスクトップPC向けの製品など、豊富なラインナップも魅力です。モバイルで利用するなら、現時点ではCFカード型やUSBスティック型など小型の製品が揃っている802.11bがオススメです。
左がメルコのCF型カード「WLI2-CF-S11」。コンパクトでPDAやノートPCにぴったり。右はPCIの「GW-US11H」。USBスティック型でデスクトップPCでも利用可能 |
■スピード命の802.11a、全部入りが主流に
I・Oデータ機器の「WN-AG/CB」は、802.11a/b/gの全規格に対応した“全部入りカード” |
■やっと発進の大型新人、802.11g
コレガのWLCB-54GTは、フラットなアンテナを採用したPCカード。 |
ところが、正式な規格が固まったばかり。「ドラフト」という暫定版の規格に準拠した製品でも問題が少なかったのですが、念のため少々様子を見た方が良いでしょう。