現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住73歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(79歳)、子ども(38歳)
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:東京都
現役時の職業:専業主婦
現役時の世帯年収:400万円
現在の預貯金:100万円、リスク資産:100万円
これまでの年金加入期間:国民年金324カ月、厚生年金156カ月(独身時)
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):約7万円老齢厚生年金(厚生年金):約1万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険約5万円、年金基金約4万円
配偶者の年金や収入:年金230万円(年額)
「住宅ローンがないため今の年金額で十分」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として、持ち家に住んでいてすでに「ローンがないから」十分だと語っています。
ひと月の支出は約「30万円」。夫婦の年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「売り出しの品を買ってやりくりしている」
現在は夫婦とも働いていないため、年金で足りない支出がある場合については「貯金で賄っている」という投稿者。限られた年金額でやりくりするために日ごろから「売り出しの品を買う」など節約を心掛けているとあります。
「年金制度のベースは互助精神。生活できるお金があればいいはず」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「夫にも個人年金に加入するようすすめておけばよかった」と回答。今の生活の不満については「政府は年金制度は互助精神だと、きちんと連呼して下さい。年金ももう少し底上げをした方がよいと思いますが、生活できるお金があればよいと思います。現役時代に高収入の人は晩年もぜいたくができるのではと不合理に思います。『何千万円と貯めても子どもにあてにされる』という話も聞きます」と意見を述べます。
一方で今の楽しみは「ボウリングに週3回」通うことだそう。趣味を見つけて日々過ごされているようでした。
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