現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住64歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:派遣・契約社員
リタイア前の年収:500万円
現在の預貯金:200万円、リスク資産:なし
これまでの年金加入期間:厚生年金330カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):7万8000円(繰り上げ受給)障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「現時点ですでに足りない。今後を考えると不安」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「やはり、少ないというのが正直な感想です。これでは生活はもちろんできないですし、今後のことを考えると不安しかありません」と語っています。
ひと月の支出は約「15万円」。繰り上げ受給している年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「働かないと食べていけない」
年金で足りない支出を賄うために、現在は「週5日、コンピュータ関連の仕事」をしているとのこと。「理由は働かないと食べていけないからです」と投稿者。また日頃から節約は欠かさないそうで、「携帯電話等の固定費の見直しをして、なるべく少なく抑えています。ポイントを貯めたりもしています」とあります。
「リタイア直後、詐欺被害に遭い状況が一変した」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「少し話がずれますが、退職直後にインターネットの詐欺に遭い、状況が一変しました。それがなければ、今は、もちろん働いていないです。特に詐欺被害は税金控除の対象として計上できないので今年は地獄です」と回答。仕事に就いているため収入面では「今はなんとかなっていますが、病気になったときのことを考えると不安しかありません」と今後の不安を語ります。
一方で、満足のいく年金額ではなくても「働かなくてもお金がもらえる」のはやはりうれしいと投稿者。お金のありがたみを身に染みて感じておられるようでした。
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