現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、埼玉県在住68歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(71歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:埼玉県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:620万円
現在の預貯金:1800万円、リスク資産:600万円
これまでの年金加入期間:国民年金36カ月、厚生年金420カ月、企業年金10年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万8000円老齢厚生年金(厚生年金):12万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金1万5000円
配偶者の年金や収入:年金19万5000円
「これから先も年金だけで暮らせていけるか不安」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として、今のところ「生活費は賄えていますが、物価上昇や医療費のことを考えると余裕があるとは言えません。安心感という意味では少し不足を感じます」と語っています。
ひと月の支出は約「22万円」。夫婦の年金だけでは「年に1~2回足りない月がある」と回答されています。
「公民館で手芸の講師をしていて、収入は月2万円」
年金で足りない支出がある場合については、「貯蓄から月3万円ほど引き出して補填(ほてん)」しているという投稿者。現在は特技を生かして「地域の公民館で週2回、手芸講座の講師を担当」していて、年金以外に「月2万円程度の収入」を得ていると言います。
また日ごろから節約のためにしていることとして、「スーパーの特売日を活用し、作り置きで食費を抑えているほか、日中はできるだけ自然光を利用して電気代を抑えています」とあります。
「年金が減らされるのではとの不安が常にある」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「もっと若い頃から計画的に投資や貯蓄をしていれば、老後の生活資金に対する不安は軽減できたのではないかと感じます。また、日ごろから健康管理に気を配り食生活や運動習慣を整えていれば、病気による医療費負担も今より少なく済んだのではと後悔しています」と回答。というのも、今後「医療費や介護費が増えるのではないかという不安があります」と投稿者。さらに「年金が減額されるのではないかという将来への漠然とした不安」も常に抱えていると言います。
一方で「夫婦で畑仕事をしたり、近所の友人と旅行に出掛けること」が今の楽しみとのこと。「平日の昼間にのんびりと趣味を楽しめることが大きな喜びです」と語られていました。
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