現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、佐賀県在住64歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:64歳女性同居家族構成:本人、夫(61歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:佐賀県
現役時の職業:パート・アルバイト
現役時の年収:50万円
現在の預貯金:400万円、リスク資産:1000万円
これまでの年金加入期間:国民年金不明、厚生年金84カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):4万5000円(繰り上げ受給)老齢厚生年金(厚生年金):1万2000円(繰り上げ受給)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険80万円(年額、15年確定)
配偶者の年金や収入:個人年金100万円、給与収入240万円(ともに年額)
「健康であればそんなには困らない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「私自身は第3号被保険者の期間が長い。厚生年金にもっと加入しておけばよかったと思うが、健康であればそんなには困らないから」と語っています。
ひと月の支出は約「15万円」。個人年金を含めれば夫婦の年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「家庭菜園で野菜はほぼ賄える」
年金で足りない支出については「夫の給与」で賄っているという投稿者。ただ基本的には「(夫の)パート代は変額保険の積み立てに回している。毎月8万円程。世界株運用で利率は上下するが75歳まで15年間続けるつもりです」とのこと。
また年金生活においては、特別な節約をせずとも「基本的に3食手作り料理。家庭菜園で野菜はほぼ賄える。(近くに住んでいる)85歳の母も元気で野菜を作っている。食費は肉魚を買うくらいであまりかからない」とあります。
「3人の子育てで精いっぱいだった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「夫の転勤が多く、3人の子どもを育てて生活するので精いっぱいだった。子どもが大学や専門学校の時は貯蓄はしにくい。義務教育の時期に無理してでも貯めて長期運用をすればよかった」と回答。今後の不安については「夫婦で元気なうちはあまり不安はない。ただ、いつ1人になるか分からないので、健康に気を付けて楽しく暮らすためにも食事は大事だと思う」とコメント。
一方で年金生活の楽しみは「夫は近場の温泉巡りと野球、私は友達とのランチと旅行」とのこと。お互いよい距離感を保ってのびのび過ごしておられるようでした。
※皆さんの年金エピソードを募集中です。エピソードの採用で3000円分のAmazonギフト券をもれなくプレゼント。応募はこちらから
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません








