では、実際にシニア世代はどのように旅行を楽しんでいるのでしょうか。シニアがシニアにおすすめする旅行先はどこ? All Aboutが実施したアンケート調査から、シニアの旅のエピソードをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫
住居形態:賃貸
居住地:福島県
現在の現預金:600万円、リスク資産:7500万円
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万7000円老齢厚生年金(厚生年金):12万1000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):3万5000円
年金以外の収入:200万円(詳細不明)
配偶者の収入:年金21万円
ひと月の支出:32万円
「行ってよかったシニアの旅先は京都」
現役引退後は「1年に4回以上、夫婦ふたり旅」をするという今回の投稿者。シニアになって行ってよかった旅先は、「配偶者と毎年冬に訪れている京都」旅行だそう。
「1983年の新婚旅行で行ったのが京都だった。新婚旅行先に海外を選ぶ人が増える中、私たちは『いつでも思い出の地で旅ができるよう国内にしよう』と京都を選んだ。結婚10年目の旅も京都。50代の頃は海外旅行に毎年行っていたが、コロナ禍や自分たちの病気などが重なり、やっぱり毎年京都に行っている」とのこと。
「忘れられないのは『能登半島の大地震』の日。ちょうどお正月旅行の京都を楽しみ、帰路に着くときだった。伊丹空港へのモノレールが空港駅の一つ前で止まり、空港まで歩いて向かった。何があったのか情報も十分でない中、空港に着いた。そこで大きな地震があったことを知り愕然とした。東北の大震災を経験した自分には人ごととは思えなかった。幸いにも福島行きは時間通りに飛んでくれた。利用者に不安を与えない航空会社スタッフに感謝でいっぱいだった」と当時を振り返ります。
なお旅行にかかった費用は「2泊3日で2人分。航空運賃3万4560円、現地での交通費約1万円、宿泊費3万2164円、食費1万8200円」とあり、総額9万5000円ほど。
旅費は「早めの計画を立てることで格安にできる。夏の終わり頃から旅行サイトを見ると、お正月ごろのいい情報が入る。また、定期観光バスの利用もおすすめ。公共交通機関の利用ではなかなか回りきれないコースがある」とすすめます。
「旅行は観光客が多い春や秋ではなくて、少し外した時期に行くと格安にできる」
年金生活における旅費のやりくりについては「年金だけではなく、運用などで利益が出ているので旅行の制限はしていない。京都への1回の旅行は15万円くらいになるようにしている」とのこと。ただ経験を重ねるにつれ旅のスタイルは変化してきたそうで、「何泊もすると荷物が多くなりがちで、最初はキャリーを引いたり、宅配便で荷物を送ったりしていた。しかしここ2年ほどは部屋に洗濯乾燥機がある宿に宿泊している」と投稿者。
また「ネットなど苦手だった私と夫だが航空券はスマホでの表示となり、ホテル予約もネット、となると否が応でも覚えてしまった。このことで公共交通機関のお得切符などを見つけられるようになった」と言います。
最後に旅行を計画しているシニア世代に向けて、よりよい旅にするためには「観光客が多い春や秋ではなくて、少し外した時期に行けば格安にできる。また靴はスニーカーがおすすめ。スニーカーでもおしゃれが楽しめる」とアドバイスされていました。
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