現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住87歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:87歳男性同居家族構成:本人、妻
住居形態:賃貸
居住地:千葉県
リタイア前の雇用形態:会社経営
リタイア前の年収:800万円
現在の預貯金:200万円、リスク資産:0円
これまでの年金加入期間:厚生年金480カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):23万5000円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金240万円、給与収入57万円(ともに年額)
「ひと月の支出は約25万円」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「出費がその月により違うため」と語っています。
ひと月の支出は約「25万円」。基本的な生活費は年金で賄えているものの、特別な支出があると夫婦の年金だけでは「足りない月がある」と回答されています。
「年金生活に不満はない」
年金で足りない支出については「貯蓄から引き出し」て賄っているとのこと。投稿者自身は現在、仕事をしていない様子ですが、年金生活については「特に不満、不安はない」と言います。
「自己破産しました」
現役時代の後悔については「小さな会社を47期やっていたが、後継者予定の息子が『このご時世では継げない』とのことだった」とあり、後継者問題があった様子。結局は「銀行からも資金枠を縮小すると言われてやむなく、自己破産しました」と当時の悔しい思いを吐露します。
一方で年金生活の楽しみは「友人と会ってなじみのスナックで飲んだり、ゴルフしたり。妻とレンタカーで近隣をドライブすること」だそう。人生を再スタートさせて前向きに日々を過ごされているようでした。
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