現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、宮崎県在住69歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:宮崎県
リタイア前の雇用形態:公務員
リタイア前の年収:800万円
現在の預貯金:5000万円、リスク資産:0円
これまでの年金加入期間:国民年金12カ月、厚生年金492カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):4万5000円(繰り上げ受給と推察)老齢厚生年金(厚生年金):13万円(繰り上げ受給と推察)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「年金が予想していた額より3万円くらい少ないのでガッカリした」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「月額20万円はもらえると思っていた。予想していた額より3万円くらい少ないのでガッカリした」と語っています。
ひと月の支出は「約15万~18万円」。年金だけでは「年に1~2回足りない月がある」と回答されています。
「公民館で健康体操教室の講師をしている」
年金で足りない支出については「貯蓄から3万~4万円を引き出して補填(ほてん)している」という投稿者。現在は「週1回、公民館で趣味の健康体操教室の講師をしている」そうですが、「生徒は8人。1回500円と安いので、お小遣い程度にしかならないうえ、お休みした場合は会費はもらっていない」ため収入はわずかだといいます。
また年金生活においては、節約も兼ねて「趣味の家庭菜園で、茄子などの夏野菜を育てている」とあります。
「年金がもう少し多くもらえると思っていたので個人年金保険の勧めを断った」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「年金だけでは足りない月や、家電の買い替えや自宅のリフォームをする時に大きいお金がいるので、個人年金保険をかけておけばよかったとものすごく後悔している。若い時に勧められたが、年金がもう少し多くもらえると思っていたので断った。NISAやiDeCoのどちらかもやっておけばよかった」と回答。今の生活での不安については「主人が4年前に亡くなってから1人なので、病気や介護が必要になった時が少し不安。息子2人とも遠方に住んでいるので迷惑をかけたくない。将来は有料老人ホームに入ることも考えている」と言います。
一方で「ガーデニングが趣味で、お花の苗を毎週買って毎日朝早くから楽しんでいる。友達との月1回~2回の食事会や、年1回の温泉旅行が生きがい。最近手話教室やフラダンスも始めて、新しいお友達が増えたことが楽しい」とたくさんの楽しみがあることを生き生きと語られていました。
※皆さんの年金エピソードを募集中です。エピソードの採用で3000円分のAmazonギフト券をもれなくプレゼント。応募はこちらから
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません







