現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住63歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(61歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:会社役員
リタイア前の年収:600万円
現在の預貯金:300万円、リスク資産:1100万円
これまでの年金加入期間:国民年金19カ月、厚生年金397カ月、厚生年金基金51カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):5万4953円(繰り上げ受給中)老齢厚生年金(厚生年金):8万7516円(繰り上げ受給中)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):厚生年金基金1万7805円
配偶者の年金や収入:給与収入80万円、不動産賃貸収入180万円(ともに年額)
「突然の退職で収入減。繰り上げ受給はありがたい」
今回の投稿者は、老齢年金を繰り上げ受給しているという63歳の男性。現在の年金額について満足しているか、の問いには「満足している」と回答。その理由として「もともと年金受給は70歳くらいからを漠然と考えていたが、突然の退職で収入のないところに繰り上げ受給の方法があることを知り、渡りに舟であった。生涯キャッシュフローがあることはありがたい」と語っています。
しかしながら、ひと月の支出は「約40万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「投資からの収入が月35万円ほどあり助かっている」
現在は働いていないものの、年金以外に「投資(株、不動産等の種類は不明)からの収入が月35万円ほど」あり、「うち約20万円を生活費に、約15万円を再投資」に充てることができているそう。とはいえ、年金生活においては日ごろから「衣服、食事などのぜいたくをしない。無駄な物の購入をしない。足るを知る」を心掛けているとあります。
「今の年金制度が本当に維持できるのか不安」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「年金、社会保険の中身について、知識をもっと付けておくべきだった」と回答。年金制度に疑問を抱えたまま、これから先「少子化により、生涯に渡って今の年金受給額が本当に維持できるのかやや不安」を感じていると言います。
一方で「年金というセーフティーネット=安定収入があることによって、安心して暮らしていける」とつくづく実感しているとも語られていました。
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