現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、宮城県在住64歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:夫、次女
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:宮城県
リタイア前の雇用形態:自営業・自由業
リタイア前の年収:100万円
現在の資産:預貯金20万円、リスク資産50万円
これまでの年金加入期間:国民年金第1号5カ月、第3号93カ月、厚生年金72カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):1万9500円(繰り上げ受給)老齢厚生年金(厚生年金):8500円(繰り上げ受給)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:国民年金27万円(年額)、厚生年金39万円(年額)、給与収入22万円
「生活が苦しく、国民年金保険料未納の期間がある」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として、年金額には満足していないものの「長期間自営業でしたがその間生活が苦しく国民年金を未納することが多かったから」仕方がないと語っています。
ひと月の支出は約「32万円」。年金だけでは「年の半分くらい足りない」と回答されています。
「化粧品も服も必要最低限。清潔感には気を付けている」
年金で足りない支出については「夫の収入で賄っている」という投稿者。投稿者自身も「今年の3月まで業務委託で年90万円ほどの収入があったが契約満了で更新されず、現在の収入は月1万円くらい。脚の病気ですぐに手術と言われているが高額な住宅ローンがありできない」状態だと言います。
年金生活においては「外食はせず基本は自炊。仕事上、夫と私と2台の車が必要なので古くても修理しながら乗っている。化粧品は必要最低限のみ。服もあまり買わず、ただ清潔感が出るようには注意している」と苦労されているようです。
「あのまま夫がサラリーマンを続けていれば……」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「コンビニ経営を15年ほどしたがその間、国民年金の未納期間が結構ある。俗に言う、脱サラですが、あのまま夫がサラリーマンを続けていればよかったのに……とかなり後悔しました」と回答。これから先「夫が死んだら住宅ローンはなくなるが遺族厚生年金などわずかだろうし、私は脚の痛みがありあまり働けないため不安」は尽きないと言います。
一方で「少額でも2カ月に一度の年金受給は助かるしうれしい。ただ介護保険料の支払いは大変」と投稿者。また「昨年から動物園が好きになり遊びに行く」ことが増えたそうで、「動物に果物、飼育員さんにお菓子の差し入れをするのが楽しみ」と生きがいを感じておられるようでした。
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