現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住65歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:千葉県
リタイア前の雇用形態:パート・アルバイト
リタイア前の年収:300万円
現在の預貯金:3000万円、リスク資産:2000万円
これまでの年金加入期間:国民年金270カ月、厚生年金227カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万3425円老齢厚生年金(厚生年金):2万4894円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金21万1512円(年額)
「友人の会社に勤めていたが、社保に入れてもらえなかった」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「8年以上1日8時間週5日勤務で友人の会社に勤めていたが、社保に入れてもらえなかったので受給金額が少ない」と語っています。
ひと月の支出は「約18万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「パート収入と株の配当がある」
年金で足りない支出については「パート収入で補填(ほてん)」しているという投稿者。現在は「週4日社保加入でコールセンターで働いている」そうで、給与収入が「手取りは月額12万~13万円くらい。それと株の配当が年間30万円くらい」あるといいます。
また、年金生活において日ごろ節約のために心掛けていることとして、「基本的に外食はしない」とあります。
「マネーリテラシーを身につけておくべきだった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「年金制度をはじめとしたマネーリテラシーを身につけておくべきだった。友人の会社に勤める時は『すぐ社保に入れるからちょっとだけ待って』と言われたが、半年後社保に加入できなかった時点で辞めるべきだった。苦労している友人が気の毒でずるずる続けてしまった。その時の自分の甘い決断が今になって年金額に跳ね返ってきた」と回答。今の生活での不安については「体力的にも精神的にも働く事がきつくなってきている。今後は少しずつ株式を現金に換えてしのいでいく予定だが、独身なので孤独死が心配」だと言います。
一方で「普段は質素な生活をしているが、時々奮発しておいしい物を食べに出かけたり、バス旅行などに参加」するのが今の楽しみなのだそう。「少ない金額であっても、働かなくてももらえる年金はとてもありがたい」と語っておられました。
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