現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、熊本県在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
同居家族構成：本人、妻（64歳）
住居形態：持ち家（戸建て）
居住地：熊本県
リタイア前の雇用形態：正社員
リタイア前の年収：1000万円
現在の預貯金：3000万円、リスク資産：50万円
これまでの年金加入期間：厚生年金471カ月
現在受給している年金額（月額）
老齢基礎年金（国民年金）：6万円老齢厚生年金（厚生年金）：12万円
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：個人年金保険5万円
配偶者の年金や収入：なし
「現在の収支はマイナス」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「現在の収支はマイナス」になる月もあるそうですが、「来年から妻の公的年金の受給が始まるため、マイナスは解消される見込み」と語っています。
ひと月の支出は「平均28万円」。年金だけでは「年の半分くらい足りない」と回答されています。
「ぜいたくは控えて、余分な物は買わない」
年金で足りない支出については「貯金」から賄っているという投稿者。年金以外には「月5000円ほどポイ活で稼ぐ収入があり、趣味にかけるお金の足しにしている」と言います。
年金生活においては「退職後に保険や携帯電話の料金を見直し、月々の出費を削減。ぜいたくは控えて、余分な物は買わないようにしている」と日々の節約を心がけているとのこと。
「物価上昇で現預金では足りなくなる」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「早い時期から資産運用を始めておけばよかった」と回答。今後の生活については「さらなる物価上昇、および100歳まで長生きしたら、現預金では足りなくなるため、生活レベルを下げる必要がある」と家計のやりくりに不安を感じている様子。
一方で「趣味のゴルフが唯一の楽しみ」と年金生活の最大の喜びも教えてくれました。
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