現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住73歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:73歳男性同居家族構成:本人、妻(70歳)
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:750万円
現在の預貯金:3000万円、リスク資産:なし
これまでの年金加入期間:厚生年金456カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):5万8000円(繰り上げ受給)老齢厚生年金(厚生年金):18万円(繰り上げ受給)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金60万円(年額)
「現在の年金額になり予定が狂った」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。「自分が若いころには受給額が月額30万円と予想されていたが、(その後の少子高齢化などの影響で)何回か(国の給付目標が)下がり、現在の額になり予定が狂った。年金資金運用のミスから我々に負担がくるのは公務員の怠慢と思う」と語っています。
ひと月の支出は約「27万円」。自身の年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「食費節約のためにまとめ買い」
年金で足りない支出については「貯蓄から取り崩し」て賄っているという投稿者。現在は仕事をしていないため、年金以外の収入はないとのこと。
そのため年金生活においては「食費節約のために週の献立を決めてからまとめ買いをしたり、衣類などは決算期に買ったりしている」とあります。
「飲食費を削ってでも、貯蓄に回すべきだった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「厚生年金基金や生命保険の個人年金保険に加入しておけばよかったと思っている。形の残らない飲食費を削ってでも、貯蓄に回すべきだった。老後生活の最低必要額のシミュレーションをもっと緻密にすべきだった」と後悔は尽きない様子。今後の生活については「健康を損ねて医療費が増えた時や認知症になった時に、現在の貯蓄では足りないだろう」と不安を吐露します。
一方で老後の楽しみは「月に何回かの外食」とのこと。日ごろ節約に励んだ分、好きなものを食べて英気を養っておられるようでした。
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