現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、長野県在住68歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、娘(42歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:長野県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:350万円
現在の預貯金:50万円、リスク資産:なし
これまでの年金加入期間:国民年金不明、厚生年金32年
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):12万円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「現在の年金額に満足していない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「12万円では日々の生活が成り立たない。今の金額では医療費や交通費、衣料品などには使えない状態」と語っています。
ひと月の支出は「約16万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「貯蓄を食いつぶしてきた」
年金で足りない場合は「貯蓄を食いつぶして」なんとか賄ってきたという投稿者。現在は「自営業でリラクゼーション業を自宅で行っている」ものの、始めて間もないこともあり「なかなか収入に結びつかない」と頭を抱えます。
そのため、日ごろから節約のために「外食は控えている。また病院にかけられるお金がないため、病気にならないようによく寝てよく食べて、適度に体を動かしている」とあります。
「病気になっても安心して生活できる国を希望する」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「保険の加入や貯蓄をしていたが、実際にはそれらを全て使いきってしまった。年金のみでは生活できないので、退職してから次にどんな仕事をするのかを早く決めておくことが重要になる。また必要な資格や、それにかかる費用はいくらなのかを調べ、身につけられるものは身につけておくべきだった」と回答。今の生活での不安については「年齢を重ねると、どうしても病気にかかるリスクが上がる。病気になることや動けなくなることに対する不安は大きい。スウェーデンのように病気になっても生活が安心して送れる国がいい」とコメント。
一方で「年金支給日が楽しみ。ほしい物を買おうか、と思ったりする」と今の生活の楽しみも教えてくれました。
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