【三溪園】歴史的建造物と紅葉が織りなす晩秋の風景は息のむ美しさ!
国の名勝で横浜市が誇る日本庭園「三溪園(さんけいえん)」。
東京ドーム4個分もの広さの園内には、京都や鎌倉などから移築されてきた歴史的建造物17棟(うち重要文化財10棟・横浜市指定有形文化財3棟)が美しく配置されており、横浜にいながら古都の風情が感じられます。
四季折々の風景が楽しめる三溪園ですが、11月下旬から12月初旬にかけての紅葉シーズンは息のむ美しさ。黄金色のイチョウ、赤いグラデーションを描くカエデやモミジと建造物とが織りなす絶景が広がります。
とりわけ、期間限定公開される「聴秋閣(ちょうしゅうかく)」(内苑)の裏手にある遊歩道からの景色は見逃せません。2025年は11月21日~12月14日まで公開予定です。要入園料。
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黄金色に輝くイチョウ並木はポーリン橋から眺めよう【山下公園通り】
横浜屈指の観光スポット「山下公園」は、1930年に開園。関東大震災のがれきを埋め立てて作られました。横浜港に面して約750メートルにわたって設けられています。公園内の「未来のバラ園」には、約160種1900株のバラが植えられており、春と秋に咲き誇ります。 その山下公園に沿う道路が「山下公園通り」です。
開港広場前交差点から山下橋交差点まで、イチョウ並木が続きます。例年、11月中旬から12月上旬にかけて、徐々に緑から黄金色に変化していきます。
横浜人形の家の前の「ポーリン橋」からの眺めがおすすめ。横浜市唯一のクラシックホテル「ホテルニューグランド」本館2階ロビーの窓からも見えますので立ち寄ってみては。
【彼我庭園】横浜公園内にひっそり佇む日本庭園は都会のオアシス
横浜スタジアムで有名な横浜公園内に、日本庭園「彼我(ひが)庭園」がひっそりと設けられているのをご存じでしょうか。横浜公園が1876年に開園した当時は、外国人=彼(ひ)と日本人=我(が)の双方が利用できる場所として「彼我公園」といわれていました。
1909年に「横浜公園」と改称された際にこの庭園は取り壊されましたが、1978年に再整備され、2017年にジェラール瓦(西洋瓦)と煉瓦を用いた門が登場して「彼我庭園」と命名されました。
小さな回遊式の日本庭園ですが、池の周りに梅や紫陽花など四季折々の花が咲き、都会のオアシス的存在。例年11月下旬~12月上旬の紅葉の時期には、葉が赤や黄色に変化し、日本画のような景色が楽しめます。
すぐ近くの日本大通りのイチョウ並木の黄葉とあわせて、彼我庭園にも立ち寄ってみてください。