では、実際にシニア世代はどのように旅行を楽しんでいるのでしょうか。シニアがシニアにおすすめする旅行先はどこ? All Aboutが実施したアンケート調査から、シニアの旅のエピソードをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(74歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:東京都
現在の現預金:5000万円、リスク資産:3800万円
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万3800円老齢厚生年金(厚生年金):1万4900円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:なし
配偶者の年金や収入:年金26万1000円
ひと月の支出:31万円
「行ってよかったシニアの旅先はフィレンツェ」
現役引退後は「1年に4回以上」、普段は「友人と旅」をすることが多いという今回の投稿者。シニアになって行ってよかった旅先は、「2020年1月に長男」と訪れた1週間程度の「フィレンツェ」旅行だそう。
「死ぬまでに一度はフィレンツェに行きたいと言っていたのを、息子が覚えていてくれたようです。往復の航空機とホテルは、息子が手配してくれましたが、防犯や観光については自分でネットで調べました」と準備段階から印象に残っている様子です。
フィレンツェの「主要部分は、京都で言うと、四条烏丸から清水寺門前くらいまでの感覚で歩いて回れる」と投稿者。
「ウフィツィ美術館は、日本人ガイドの方に予約と案内をお願いしたおかげで大混雑の中でも迷わずに、ゆっくり回れました。ジョットの鐘楼は、階段が急で狭かった。ルネサンス絵画がそのまま残っている、世界遺産の世界を訪問できて、本当によかった」と思い出を振り返ります。
またフィレンツェから足を延ばして訪れた「ピサの斜塔は70歳くらいまでは登れそうだと思いました(笑)」とのこと。「自力で元国鉄に乗ってピサに移動するのは、バスで簡単に行くよりも『旅をしている実感』」を得ることができたと言います。
「パックツアーでもいいが、個人で行くと自由度や感動の度合いが違う。美術館や博物館等は、(スムーズに入館するには)ネットでの事前予約がおすすめ」とあります。
「お金をかけるポイントを決めておく方がよい」
フィレンツェ旅行にかかった費用は、「交通費はおそらく片道20万円強、ホテル代は1泊1万円。食事代はレストラン利用で1日1人9500円程度、ガイド代が半日で2万5000円」の他にも「前泊した羽田国際線隣接のホテル代」。年金生活においては「普段からかなり節約している」そうで、旅行も「普段は格安なツアーを選ぶか、宿や交通手段などを全て自分で予約する。ホテルは東横イン(メンバー登録をすると10回の宿泊で1泊無料になるなどの特典がある)を早めに押さえ、交通費は(JR線の切符が割引になる)ジパング倶楽部優先」と支出を抑えるコツを披露。
また、同世代の友人と旅行する際は「ビジネスホテルのシングルを人数分予約した方が、互いに気兼ねしなくて楽。年を取ると動作もゆっくりになるし、いびきに歯ぎしり、放屁など、いろいろございますので」とアドバイス。
さらに「宿を楽しみたいのか、観光を楽しみたいのかで、お金をかけるポイントを決めておく方がよい」とも提案されていました。
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