現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住67歳女性のケースを紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(70歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:550万円
現在の預貯金:1200万円、リスク資産:300万円
これまでの年金加入期間:厚生年金420カ月、企業年金15年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万9000円老齢厚生年金(厚生年金):11万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金2万円
配偶者の年金や収入:年金約20万円
「余裕ある老後を望むには、少し心細い」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「生活に困るほどではないですが、医療費や孫への出費が重なると余裕がなくなります。余裕ある老後を望むには、少し心細い」とコメントしています。
ひと月の支出は「約22万円」。ご自身の年金だけでは「年に1~2回足りない月がある」と回答されています。
「まとめ買いをして冷凍保存、季節に応じた衣服で電気代を節約」
年金で足りない支出がある月は「貯蓄から2万~3万円ほど取り崩して」補っているとのこと。また「夫が畑を貸している関係で、年に数万円ほどの副収入」もあると言い、わずかながらも家計の助けになっている様子です。
年金生活においては「スーパーの特売日を利用してまとめ買いをし、冷凍保存で無駄を減らしています。電気代節約のため、季節に応じた衣服で体温調節も心がけています」と、工夫を凝らしているようです。
「老後資金は漠然と準備していましたが……」
現役時代については、「若い頃から、もっと貯蓄や投資に積極的になればよかった。老後資金は漠然と準備していましたが、実際には予想以上に出費が多いです。住宅ローンの繰り上げ返済を早めに行えば、もっと余裕を持って老後を迎えられたはず」と語った投稿者。今の生活における「一番の不安は医療費」だそうで、「年を取るほど病院通いが増え、急な入院や介護が必要になると、年金だけでは足りないのではと心配」と打ち明けています。
一方で、年金生活では「夫婦で旅行に行ったり、趣味のガーデニングをしたり、友人とのお茶を楽しんだりしています。平日に出かけられるので人混みを避けられ、のんびりとした時間を過ごせています」と、時間的な余裕を生かした生活を満喫されているようでした。
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